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ノキアは米国時間の9日、デラウエア州衡平法裁判所に、携帯電話関連の特許を巡って係争中の米クアルコムに対する苦情の申し立てを行なったと発表した。 今回の申し立てで同社は、クアルコムに対して、GSMとUMTSの標準的な技術特許を「公正かつ合理的で、非差別的な条件（FRAND）」の下に供与するよう求めている。また、クアルコムがノキアに対し、米国内での販売・製造の差し止めを要求している件についても、クアルコムにその権利がないことの確認を求めている。 携帯電話の世界シェアNo.1のハンドセットメーカーであるノキアと、携帯電話向け大手チップセットベンダーのクアルコムは、携帯電話関連の技術特許を巡って米国・英国などでそれぞれ訴えを起こしている。クアルコムは、これまでに米サンディエゴ連邦裁判所、英国高等裁判所、合衆国国際貿易委員会でそれぞれ申し立てを行なっており、ノキアは今回の訴えをそれらに対する防衛措置としている。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース(英文) http://www.nokia.com/A4136001?newsid=1068193 ■ 関連記事 ・ 米国国際貿易委員会、クアルコムとノキアの特許問題を調査へ ・ ノキア・松下などが欧州委に主張～クアルコムは競争法違反 ・ クアルコム、米国でノキア製品の輸入禁止を要求 ・ クアルコム、英国で「特許侵害」とノキアを提訴 ・ クアルコム、「GSM関連特許を侵害」とノキアを提訴 ・ 訴訟問題～「各社が競争している」ことを強調 （津田 啓夢） 2006/08/10 14:25 | ||||||
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