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「年間契約割引」J-フォン編
熊野美加
愛読書がケータイ各社の毎月のパンフレット。もちろん新機種は必ずお店でチェック。でもかわいくなくちゃ絶対買わない。去年の今頃はfeelじゃないH"だけだったのに、今や3キャリア5回線を常時携帯。各種割引を活用し、とことん使い倒して月額約1万5000円。本業はナイショ。


 長く使えば使うほどおトクな年間契約割引。前回のNTTドコモ編に続き、今回はJ-フォンの「J-Year」について見ていくことにしよう。


長く使うつもりなら、なるべく早く

 東京の場合、J-フォンには「J-Year(T)」という年間割引制度がある。これは、J-Yearの契約1年目は10%、2年目以降は15%、基本使用料から割り引くというもので、申し込んだ月から適用される。また、長期継続割引(5%~15%)との併用も可能。J-ファミリーの場合は主回線のみ適用可能で、ロングウェイサポートとの併用はできない。違約金は5000円となっている。

 つまり、新規契約と同時にJ-Yearも契約したら、1年目は10%、2年目から15%+長期割引分となり、もし回線契約2年目の人が新たにJ-Yearを契約した場合は10%+5%(1年超2年目)、翌年そのまま更新したら15%+長期割引分のようになる。

 ドコモの場合と同じく、継続して使うつもりなら、利用した方が絶対におトク。割引率が一定なので、高いプランの方がよりおトクなのも同じだ。新規契約して1年目の場合、割引率は10%なので、いちばん安いエル・プランでも年間3240円、いちばん高いプラチナパックでは年間1万5600円も割引されるわけだ。

契約期間 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目~
J-Yearの割引率 10% 15% 15% 15% 15%
長期利用割引の割引率 - 5% 7% 10% 15%
トータル割引率 10% 20% 22% 25% 30%


2年目以降は割引率が大幅アップ

 また、2年目以降はJ-Year自体の割引率も15%に上がり、長期継続割引も同時に適用されるため、おトク度はさらにアップする。新規契約時からJ-Yearを契約して2年目に入った時点の「実質基本使用料」(基本使用料から無料分を引いたもの)は、ビジネスパックライト(月額3900円、無料通話分2250円)で870円、トークパックライトで(月額3900円、無料通話分2000円)で1120円。ビジネスパックゴールド(月額9200円、無料通話分7800円)に至っては、2年目からすでに無料分が割引後の基本使用料を超える。5年超では30%引きにもなるので、各パック「ライト」とトークパックバリュー以外のパックプランでは、すべて無料分が割引後の基本使用料を上回るのである。

 したがって、長く使うつもりがあるなら、どのプランであってもなるべく早い時期からJ-Yearを申し込み、毎年更新するのがおトクである。オンラインでも申し込みができる。ただし、現在主流となっている各種パックプラン以外では、長く使うとさらにおトクな「ロングウェイサポート」に加入するという手もある。



長く使うかどうかわからない場合は

 さて、J-Yearの違約金は5000円。割引額のトータルが5000円を超えるのは、各パック「バリュー」で8カ月、「ゴールド」で6カ月、プラチナパックで4カ月。それ以外のプランは、中途解約した場合は損になる。回線状況などに不安がある場合は、新規契約時にはJ-Yearには契約せず、長く使う覚悟ができてから申し込んでも遅くはない。

 逆に、違約金より基本料が安いプランがいくつもあるので、たとえば10カ月目くらいでやめたくなった場合などは、デイタイムパックライト(月額2900円、無料通話分1000円)やエル・プラン(月額2700円)などにプラン変更し、残りの期間を乗り切るのがよいだろう。


J-フォン「J-Year」のまとめ

◎継続して使うなら、J-Yearは申し込んだ方がトク。継続すると割引率が上がるので、無料分が割引後の基本使用料を上回るプランもある。ただし、現在主流となっている各種パックプラン以外で契約する場合は、「ロングウェイサポート」への加入も検討しよう。

◎1年未満で解約する場合、違約金5000円を払っても元が取れるのは、「プラチナパック」なら4カ月、「ビジネス・トークパックゴールド」なら6カ月、「バリュー」なら8カ月。それ以外のプランは1年使わないと損をする。

◎残り数カ月のところまで来たら、違約金を払って解約するよりも、安いプランに変更して契約期間を満了した方がよい。


・ J-フォン「J-Year(T)」
  http://www.j-phone-east.com/p_and_s/charges/se/index.htm

2002/03/05 14:09

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