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Happy Hacking KeyboardにBluetooth版、4月25日発売
(2016/4/12 10:00)
PFUは、高性能コンパクトキーボードをBluetoothに対応させた「Happy Hacking Keyboard Professional BT」を4月25日に発売する。PFUダイレクト限定商品で、価格は2万7500円(税抜)。予約受付は12日から開始されている。
US配列60キーの英語配列モデル、英語配列の無刻印モデル、JIS配列69キーの日本語配列モデルの3モデルがラインナップされる。カラーは3種類とも「墨」のみ。先着1000名には収納用ソフトケースがプレゼントされる。
今回発売される「Happy Hacking Keyboard Professional BT」は、接続をBluetooth専用としたモデル。既存の、静電容量無接点方式のキーを搭載する「Happy Hacking Keyboard Professional 2」およびその日本語配列モデル「Happy Hacking Keyboard Professional JP」のデザインや性能、仕様はそのままに、Bluetoothによる無線接続に対応した。なお、ベースとなっているのは上記のモデルで、高速・静音モデルの「Type-S」ではない。
Bluetooth 3.0 Class2をサポートし、対応するパソコンやスマートフォン、タブレットと組み合わせて利用できる。使用するBluetoothプロファイルはHID。サポートされるOSは、Windows Vista~、Mac OS X 10.5~、Android 4.0~、iOS 7.1~。複数の機器とのペアリング情報は、最大4台まで順番に保存される。5台目の機器とペアリングを行うと、1台目の機器とのペアリング情報が削除される。
Bluetooth版の「Happy Hacking Keyboard Professional BT」独自の仕様として、電源に単3形の電池2本を使用、電池ボックスが追加されている。電池が切れるなど万一の際の手段として、給電専用のmicroUSB端子が用意されており、パソコンやモバイルバッテリーから給電しながら使用できる。
電池ボックス付近には電源スイッチも追加され、電源のオン・オフや、省電力モードからの復帰に使用する。ペアリングなどの状態を表示するLEDインジケーターはベゼル上の、「-」キーと「+」キーの間に設けられている。キー押下のコンビネーションでは「Fn+Q」でBluetooth接続の解除が可能になっている。このほか、通常モデルと比較してBluetooth版はケース底面のゴム足のサイズが大きくなっている。
駆動時間は、単3形アルカリ乾電池の場合、標準的な利用で約3カ月の使用が可能。操作しない時間が30分以上続くと省電力モードに移行し、ペアリングした機器との接続が一時的に切断される。この際は電源ボタンを押すことで再接続できる。ケース底面のDIPスイッチで設定すれば、省電力モードの無効化が可能。省電力モードを無効化した場合の駆動時間は、1~1.5カ月程度になる見込み。
ケース底面のDIPスイッチで設定できる、通常のWindows向けモードがAndroidに、Mac向けモードがiOSに対応する形。iOSやAndroid向けの専用キーや設定は、搭載されていない。
「Happy Hacking Keyboard Professional 2」から継承する仕様として、軽くなめらかなストロークと3000万回以上の打鍵を実現する、静電容量無接点方式のキーユニットを搭載する。キーストロークは4mmで、押下圧は全キーで45g。
Happy Hacking Keyboardシリーズ独自のキー配列や、フルサイズキーボードと同じ19.05mmのキーピッチ、インクを樹脂に浸透させ刻印が剥げない昇華印刷のキートップ、指の動きに最適なキートップ面の向きや段差をつけたシリンドリカルステップスカルプチャ、3段階の角度を選択できるスタンド、ケース底面のDIPスイッチによるカスタマイズといった特徴を備えている。
大きさは3モデル共通で、294×120×40(キートップ上面まで)mm。幅とキートップ上面までの高さは「Happy Hacking Keyboard Professional 2」と同じ。電池を除いた重さは、英語配列モデルおよび無刻印モデルが530g、日本語配列モデルが540g。