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「AQUOS ケータイ」の3G版がソフトバンクとY!mobileで

AQUOS ケータイ

 ソフトバンクは、Androidベースでフィーチャーフォンの機能や使い勝手を実現したシャープ製の3G端末「AQUOS ケータイ」を11月下旬以降に発売する。同モデルはカラーラインナップを絞る形でY!mobileブランドでもラインナップされ、12月上旬以降に発売される。価格や料金プランは未定。

 「AQUOS ケータイ」は、テンキーや折りたたみ型のボディなど、従来のフィーチャーフォンの機能や使い勝手を投入したモデル。Androidをベースにしたソフトウェアプラットフォームを採用することで、高解像度のディスプレイや、約3.8GBの大容量データフォルダといった特徴を備え、アプリで「LINE」に対応することでコミュニケーション機能も強化されている。

ソフトバンク版は8色を用意

 通話機能では、3Gで高音質化を図る「3G HD Voice」に対応する。音声認識機能により、音声で発信も行える。

 ディスプレイは3.4インチ、540×960ドット(qHD)の液晶。カメラは800万画素。最大32GBまでのmicroSDHCカードをサポートする。

1カ月ほど遅れて登場するワイモバイル版は3色

 テンキー面をカーソル操作のタッチパッドのように使える「タッチクルーザーEX」に対応している。防水・防塵、ワンセグ、赤外線通信、GPS、Bluetooth、ベールビュー(覗き見防止)、伝言メモ機能を搭載する。これまでのシャープ製フィーチャーフォンのメニュー体系を継承する。Androidベースながら、あくまでフィーチャーフォンとして開発された。

 通信方式は3G(HSPDA+)。LTEおよびWi-Fiには非対応で、おサイフケータイも搭載しない。同時に発表された「かんたん携帯9」は、本機をベースにしたもので、来春に登場する際にはLTEに対応する。「AQUOS ケータイ」のチップセットは「かんたん携帯9」と同じで、一足早く発売されることからLTEへの対応を見送ったものの、発売後のソフトウェアアップデートでLTEに対応することは、「その気になればできる」(担当者)と、技術的には可能とのこと。ただし、実際にLTEへ対応するかどうかは決まっていない。

 バッテリー容量は1410mAhで、省エネモードも用意されている。

LINEに対応
フィーチャーフォンとして開発されており、12個のアイコンが並ぶメインメニュー
第2階層以下はリスト型
カメラ画面
サブディスプレイ搭載

 ボディカラーのラインナップは、ソフトバンク版がホワイト、ゴールド、ピンク、ターコイズ、パープル、レッド、ネイビー、ブラックの8色。Y!mobile版はホワイト、レッド、ブラックの3色。

 ソフトバンク版とY!mobile版の違いは、Y!mobile版がMMSにおいて、ウィルコムドメインのメールを引き継げる点。また契約できる料金プランも、それぞれのブランドから提供されるが、その内容が同一になるか、あるいは異なるものなるかは、現時点では未定。

ホワイト
ゴールド
ピンク
ターコイズ
パープル
レッド
ネイビー
ブラック

太田 亮三