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60代の6割が携帯を4年以上利用し、7割はインターネットを全く使わない

MMD研究所がシニア世代のフィーチャーフォン利用動向を調査

 MMDLaboが運営するMMD研究所は、フィーチャーフォンを利用する60歳以上を対象に利用動向を調査し、「2015年 シニア世代のフィーチャーフォン利用動向調査」として結果を明らかにした。

 調査の対象は60歳以上の男女1110人。インターネット上の調査で、6月16日、17日に実施された。

 現在利用している携帯電話の年数を聞くと、58.8%が4年以上と回答。3年以上4年未満は12.7%、2年以上3年未満は11.3%で、4年以上利用しているユーザーが多数を占めた。

フィーチャーフォンの利用年数

 よく使う機能について聞くと、インターネットについては、毎日使うのは1.2%、2~3日に1回使うのは2.6%にとどまり、70.8%は全く使わないと回答した。通話とメールは3割が毎日使うと答えている。通話とメールは、友人・知人と使ったり、息子など家族と利用したりしている結果になっている。

よく使う機能

 次回の購入時に最も前向きに検討するのは、「フィーチャーフォン」が40.3%、「シニア向けフィーチャーフォン」が11.9%、「スマートフォン」が11.4%などとなった。8.6%は「買う予定はない」と答えている。

 フィーチャーフォンを使い続ける(選び続ける)理由については、複数回答で「操作が簡単」が74.9%を占めたほか、「月額料金が安い」が69%、「折りたためる」が52.2%だった。

 LINEなどのチャットアプリについては、「使っている」は2.8%、「知っている」11.4%などとなり、興味のあるユーザーは合計で23.5%だった。

太田 亮三