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ソフトバンク、光回線と携帯のセット割「スマート値引き」

 ソフトバンクBBは、3月1日よりNTT東日本とNTT西日本から光回線を調達して、独自ブランドの宅内向けブロードバンドサービス「SoftBank 光」を提供する。あわせてソフトバンクの携帯電話と「SoftBank 光」利用することで割引が適用される「スマート値引き」を同日より提供する。割引額は最大で2000円(税抜/以下同、3年目以降は変更)。受付は2月4日から。

SoftBank 光

 「SoftBank 光」は、NTT東西の光コラボレーションモデルにより、光回線を卸で調達して提供される、最大1Gbpsの光ブロードバンドサービス。ソフトバンクの携帯電話を利用せず、単体で契約できる。新規契約のほか、既存のフレッツ光ユーザーが工事なしで切り替えられる転用による申し込みを受け付ける。利用料は自動更新の有無や住宅によって異なる。戸建ての場合、2年契約の自動更新ありで月額5200円、なしで6300円。マンションでは自動更新ありで3800円、なしで4900円。プロバイダ料金も含まれる。

 有料のオプションサービスとして、Yahoo!メールなどが利用できる「Yahoo! BB基本サービス スタンダード」(月額300円)などが用意される。

スマート値引き

 ソフトバンクモバイルの携帯電話とSoftBank 光など指定のブロードバンドサービスのセットで利用できる割引が「スマート値引き」。たとえば新料金プラン「スマ放題」のデータ定額パック・大容量(10)以上では2年間、1カ月あたり2000円の割引が適用され、3年目以降は1008円の割引となる。

対象プラン割引額(2年間)割引額(3年目以降)
スマ放題データ定額パック・大容量(30)
データ定額パック・大容量(20)
データ定額パック・大容量(15)
データ定額パック・大容量(10)
2000円/月1008円/月
データ定額パック・標準1522円/月1008円/月
データ定額パック・小容量
データ定額パック・(3Gケータイ)
500円/月500円/月
ホワイトプランパケットし放題フラット for 4G
ベーシックデータ定額プラン for 4G
最大500円/月最大500円/月

 セット対象の固定通信として「SoftBank 光」を選ぶと、月額467円のルーター「光BBユニット」、月額990円の公衆無線LANサービス「Wi-Fiマルチパック」、月額467円~の通話サービス「ホワイト光電話(基本プラン)」に加入する必要がある。ただしオプション料金はセットで月額500円に割引される。こうしたオプションセットでは、異なる内容で月額1000円のもの、月額1500円のものなどが用意される。

 3Gフィーチャーフォンの場合、スマ放題の加入が必要。またスマート値引きに加入すると、iPhone向け割引「4G LTE定額プログラム」などの割引が適用されない。既存サービスの「スマホBB割」の新規受付は2月3日に終了する。

 スマート値引き対象のユーザーがソフトバンクモバイルのWi-Fiルーターを新規契約すると、月額利用料が2年間1522円、それ以降は1008円、割り引く特典も用意される。

ワイモバイルとSoftBank 光のセット割も

 ワイモバイルとウィルコム沖縄でも、「SoftBank 光」とのセット割「光おトク割」を3月1日より提供する。こちらはスマートフォンの契約回線数に応じて割引額が変わる。たとえば戸建ての場合、スマートフォン2回線では1000円の割引、4回線以上では5200円の割引になる。

スマートフォン回線数
(スマホプランS/M/L)
割引額
(全回線の合計割引額)
SoftBank 光(戸建向け)1回線500円
2回線1000円
3回線1500円
4回線以上5200円
SoftBank 光(マンション向け)1回線500円
2回線1000円
3回線以上3800円

 ワイモバイルとソフトバンク、それぞれで割引サービスが提供される形となるが、合併時に発表されたポリシー通り、会社組織が合併したとしてもそれぞれのブランド、サービスが統合される予定はなく、今回の割引もそれぞれのブランドから提供される見込み。

関口 聖