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ソフトバンク、光回線と携帯のセット割「スマート値引き」
(2015/1/30 16:34)
ソフトバンクBBは、3月1日よりNTT東日本とNTT西日本から光回線を調達して、独自ブランドの宅内向けブロードバンドサービス「SoftBank 光」を提供する。あわせてソフトバンクの携帯電話と「SoftBank 光」利用することで割引が適用される「スマート値引き」を同日より提供する。割引額は最大で2000円(税抜/以下同、3年目以降は変更)。受付は2月4日から。
SoftBank 光
「SoftBank 光」は、NTT東西の光コラボレーションモデルにより、光回線を卸で調達して提供される、最大1Gbpsの光ブロードバンドサービス。ソフトバンクの携帯電話を利用せず、単体で契約できる。新規契約のほか、既存のフレッツ光ユーザーが工事なしで切り替えられる転用による申し込みを受け付ける。利用料は自動更新の有無や住宅によって異なる。戸建ての場合、2年契約の自動更新ありで月額5200円、なしで6300円。マンションでは自動更新ありで3800円、なしで4900円。プロバイダ料金も含まれる。
有料のオプションサービスとして、Yahoo!メールなどが利用できる「Yahoo! BB基本サービス スタンダード」(月額300円)などが用意される。
スマート値引き
ソフトバンクモバイルの携帯電話とSoftBank 光など指定のブロードバンドサービスのセットで利用できる割引が「スマート値引き」。たとえば新料金プラン「スマ放題」のデータ定額パック・大容量(10)以上では2年間、1カ月あたり2000円の割引が適用され、3年目以降は1008円の割引となる。
対象プラン | 割引額(2年間) | 割引額(3年目以降) | |
スマ放題 | データ定額パック・大容量(30) データ定額パック・大容量(20) データ定額パック・大容量(15) データ定額パック・大容量(10) | 2000円/月 | 1008円/月 |
データ定額パック・標準 | 1522円/月 | 1008円/月 | |
データ定額パック・小容量 データ定額パック・(3Gケータイ) | 500円/月 | 500円/月 | |
ホワイトプラン | パケットし放題フラット for 4G ベーシックデータ定額プラン for 4G | 最大500円/月 | 最大500円/月 |
セット対象の固定通信として「SoftBank 光」を選ぶと、月額467円のルーター「光BBユニット」、月額990円の公衆無線LANサービス「Wi-Fiマルチパック」、月額467円~の通話サービス「ホワイト光電話(基本プラン)」に加入する必要がある。ただしオプション料金はセットで月額500円に割引される。こうしたオプションセットでは、異なる内容で月額1000円のもの、月額1500円のものなどが用意される。
3Gフィーチャーフォンの場合、スマ放題の加入が必要。またスマート値引きに加入すると、iPhone向け割引「4G LTE定額プログラム」などの割引が適用されない。既存サービスの「スマホBB割」の新規受付は2月3日に終了する。
スマート値引き対象のユーザーがソフトバンクモバイルのWi-Fiルーターを新規契約すると、月額利用料が2年間1522円、それ以降は1008円、割り引く特典も用意される。
ワイモバイルとSoftBank 光のセット割も
ワイモバイルとウィルコム沖縄でも、「SoftBank 光」とのセット割「光おトク割」を3月1日より提供する。こちらはスマートフォンの契約回線数に応じて割引額が変わる。たとえば戸建ての場合、スマートフォン2回線では1000円の割引、4回線以上では5200円の割引になる。
スマートフォン回線数 (スマホプランS/M/L) | 割引額 (全回線の合計割引額) | |
SoftBank 光(戸建向け) | 1回線 | 500円 |
2回線 | 1000円 | |
3回線 | 1500円 | |
4回線以上 | 5200円 | |
SoftBank 光(マンション向け) | 1回線 | 500円 |
2回線 | 1000円 | |
3回線以上 | 3800円 |
ワイモバイルとソフトバンク、それぞれで割引サービスが提供される形となるが、合併時に発表されたポリシー通り、会社組織が合併したとしてもそれぞれのブランド、サービスが統合される予定はなく、今回の割引もそれぞれのブランドから提供される見込み。