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50代の6割がネットショッピングの経験なし、スマホの利用機能で世代格差

 楽天リサーチは、スマートフォン利用に関するインターネット調査を実施した。本調査は6月16日~17日の2日間、スマートフォンを保有している全国の20~60代の1000人の男女を対象に行った。調査の結果、男女間での利用シーンの違いや、利用機能において40代以下と50代以上で格差が生じていることが判明した。

 スマートフォンを利用するシーンでは、男性は「仕事中・学習中」(32.8%)や「トイレ中(職場や外出先」(14.0%)が多かったのに対し、女性は「料理中」(19.0%)が多く見られた。料理中のスマートフォンの利用は、男性は2.2%という結果になった。

スマートフォンを利用するシーンについて(楽天リサーチ調査)

 スマートフォンの利用機能については、どの世代も「電話」「メール」「カメラ」の回答が多く見られた。全ての世代で、電話よりもメールの利用が多いことも明らかになった。また、「LINE等の無料コミュニケーションサービス」も年代別の差が比較的小さかったのに対し、「ゲーム」や「音楽」「買い物」「SNS(つぶやき系、Facebookなど)」の機能においては年代差が広がった。50代以上でユーザーが顕著に減っており、40代以下と50代以上で格差が見られたという。

よく利用する機能について(楽天リサーチ調査)

 スマートフォンで閲覧するサイトやアプリのジャンルについても、50代以上で差が広がった。特に「ブログ」や「動画サイト」、「ショッピング」などで40代と50代に15ポイント以上の差があった。

よく利用するサイト・アプリについて(楽天リサーチ調査)
スマートフォンで商品購入した経験について(楽天リサーチ調査)

 「ショッピング」に関しては、スマートフォンでの商品購入の経験が、40代以下では経験がない人が5割以下なのに対して、50代は62.0%、60代は71.0%が商品購入の経験がないと回答した。その理由として、「商品の画像が見にくいから」(53.8%)、「商品を探しにくい/比較しにくいから」(46.6%)が多く挙げられた。スマートフォンの画面の小ささによる、使い勝手の悪さが主な原因となった。このほか、「スマートフォンで個人情報やカード情報などを扱うことに不安があるから」(24.1%)といった、セキュリティ面の不安も理由に挙げられた。

スマートフォンで商品購入を利用しない理由(楽天リサーチ調査)

西村 夢音