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auのアドレス帳アプリがぐるなび、ぱどと連携

 KDDIと沖縄セルラーは、アドレス帳サービス「Friends Note」で、新たにぐるなびやぱどが提供する店舗・施設情報と連携する機能の提供を開始した。店舗へ電話をかけた後、その店の詳細情報を取得でき、アドレス帳へ登録することもできる。

 今回の新機能は、アドレス帳としての使い勝手を向上させるべく提供されるもの。連携先であるぐるなびからは飲食店情報やヘアサロン情報、ぱどからはリフォーム関連や水周りの修繕事業者、地域の病院といった情報が利用できる。

 新機能の1つとして、新たに「スポット」という枠が追加される。友人や家族の連絡先情報は「フレンド」という枠になる一方、新たな「スポット」にはユーザーが登録した店舗・施設の情報がまとめられ、営業時間や場所などを確認できる。

 このフレンド枠の上部には、検索フォームが用意されている。音声検索も可能なこの機能では、「近くのカフェ」「新宿の居酒屋」といったワードで検索すると、そのテーマに沿った店舗・施設をぐるなびやぱどのデータベースから見つけ出す。

 またAndroid版だけの機能もある。これはユーザーが店舗や施設を電話をかけて、通話を終えたあと、その店舗の情報が画面上に自動的に表示されるというもの。アドレス帳へ登録しやすくなっている。

 今回の新機能を利用することで、たとえば飲み会の場所を探している最中、一度電話すれば、再び電話する際に見つけやすくなる、といったシーンが考えられるという。担当者であるKDDIパーソナルサービス企画部コミュニケーションサービスグループリーダーの早瀬聡氏はアドレス帳としての使いやすさを追求していると解説。同じく同グループの平岡直樹氏は、かつてはアドレス帳にソーシャルメディアのアカウントを登録してまとめて閲覧できる、といった機能を用意したものの、単純に束ねてもユーザーにあまり利用されず、アドレス帳ならではの管理機能がポイントとする。将来的には、店舗とユーザーを繋げる仕組みも検討していきたいとのこと。

関口 聖