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朝食を食べながらスマホ/ケータイ、10代・20代で2割超え

 パルシステム生活協同組合連合会は26日、「朝食に関する調査2014」の結果を発表した。朝食を食べながらスマートフォンや携帯電話でインターネットを利用している人の割合なども報告している。

 調査は、ネットエイジア株式会社のモバイルリサーチ会員のうち、週に1回以上朝食を食べる15~59歳を対象に、1月15日~17日にインターネットで実施したもの。サンプルは1000人。有効回答から各年代・性別が100人ずつ均等になるよう抽出して集計した。

 これによると、朝食時に「食べる以外は何もしていない」と回答したのは7.8%にとどまり、「テレビをみる」と回答した人が76.5%に上った。以下、「家族と会話する」が37.3%、「新聞をよむ」が19.8%、「ケータイやスマートフォンでインターネットをする」が15.4%、「ラジオをきく」が6.1%、「パソコンでインターネットをする」が5.2%、「雑誌をよむ」が1.2%など。

 「ケータイやスマートフォンでインターネットをする」を年代別にみると、10代(15歳~)で22.0%、20代で20.5%と2割を超えたほか、30代でも18.5%に上った。年代が上がるにつれて少なくなっているが、40代で10.0%、50代で6.0%あった。

朝食を食べる時に行っていること(パルシステム生活協同組合連合会調べ)

 なお、「テレビをみる」とした765人がみている番組は、「めざましテレビ」が44.4%、次いで「ZIP!」が34.5%で比較的多かった。以下、「スッキリ!!」が16.5%、「おはよう日本」が16.1%、「連続テレビ小説」が13.9%などの順。2位の「ZIP!」は10代に人気だという。

 朝食を食べる場所について「自宅以外で朝食はとらない」とした人は48.6%と半数近く。自宅以外で朝食に利用している場所としては、「学校や職場」が28.1%、「カフェ・喫茶店」が16.9%、「ファストフード店」が16.8%などの順。

自宅以外で朝食に利用している場所(パルシステム生活協同組合連合会調べ)

ごはん派がパン派を逆転、“ごはん女子”が増加傾向

 「朝食の主食で最もよく食べるもの」の設問では、ごはん類が47.1%、パン類が45.0%、その他が7.9%。2012年に行った前回調査では、パン類が51.1%と過半数を占め、ごはん類は44.3%だった。今回、ごはん派がパン派を逆転する結果となった。

 “ごはん女子”が増加傾向にあるのだという。男女別にみると、ごはん派の男性は前回の49.2%から今回は48.0%に微減している一方で、女性では39.4%から46.2%に増加している。

 なお、その他は前回、全体の4.6%だったため、ごはん類・パン類以外をよく食べる人も増加しているようだ。

 このほか調査では、朝食にウインナー(ソーセージ)を用意する理由や、その調理形態などの詳細も聞いている。

朝食にウインナー(ソーセージ)を用意する理由(パルシステム生活協同組合連合会調べ)

永沢 茂