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レピカ、スマホとSNSを利用した販促ソリューション「potto」

 レピカは、既存のポイントカードをスマートフォンのアプリに置き換える販促ソリューション「potto(ポット)」の提供を開始した。導入第一弾として温泉リゾート施設「アクア・イグニス」において、サービス展開することが決定している。2014年末までに30社4000店舗の導入を目指している。

 「potto」は、企業がもつ既存のポイントカードを、スマートフォンのアプリに置き換えて集客を図ることができる、アプリモジュールを提供するサービス。すでに企業が提供しているアプリに、「potto」を組み込むこともできる。

 購入額に応じたポイント付与・電子マネーのプリペイド機能のほか、メッセージの配信機能、SNSと連携した顧客とのコミュニケーションにより集客につなげる。店舗側は、来店時に顧客情報が得られて、顧客セグメントに合わせた接客ができる。顧客が来店していない時にも「来店ありがとう」、「また来てね」、「ポイント達成」といったメッセージを送ったり、店舗のキャンペーン情報に「いいね!」をした顧客にはポイントを付与したりといった、SNSと連携したアプローチも可能。

既存のアプリにモジュールを追加できる
来店時にリアルタイムで顧客情報が把握できる
来店時以外にも顧客とコミュニケーションができる
ポイントだけでなく「いいね!」したりクイズに応えたりすることでポイントが付与され、ステイタスが上がるなど長期的な囲い込みができる
「溜まったポイントがお店で使えるのがいい!」と話すアプリソムリエの石井寛子氏
会員ランク(ステイタス)の画面

 同社では、カード事業・メール事業を軸にした販促ソリューションを企業向けに展開してきた。今回、これまで培ったノウハウを活かしたO2Oサービスとしてポイントカードを進化させた「potto」を提供することとなった。同社レピカ事業部新規事業開発室長執行役員の増岡格氏は、「実店舗とECを連携させたO2Oにおいて、店舗・eコマース・SNSなど複数のIDをスマートフォンを軸に展開することで一元化し、オムニチャネルの実現を目指す」と述べている。

IDをスマホで一元化する
左から同社取締役CEO岩井陽介氏、アプリソムリエの石井寛子氏、同社レピカ事業部新規事業開発室長執行役員 増岡格氏

川崎 絵美