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ソフトバンク、ブライトスターの子会社化が完了

 ソフトバンクは、携帯電話端末の卸売事業を手がける米ブライトスター社の買収について、30日付で取引が完了し、子会社になったと発表した。

 ブライトスターは米フロリダに拠点を置く事業者で、携帯電話端末の物流・在庫管理、卸売などを手がける。携帯電話だけではなく関連アクセサリーなども手がけているとのことで、50カ国以上に拠点を置き、125カ国でサービスを提供している。ソフトバンクでは米スプリントを買収し、事業基盤が米国にも広がったことを受けて、昨年10月、ブライトスターの株式を取得すると発表していた。

 ソフトバンクは今回の取引で、同社100%子会社の米国子会社に12.6億ドル(約1287億円)を出資。この米国子会社は、ブライトスターの株式を100%保有する。当初は、米国子会社の株式は、ソフトバンクが約57%、ブライトスター創設者で社長兼CEOのマルセロ・クラウレ氏が約43%を保有するが、今後5年かけて、ソフトバンクが約70%、クラウレ氏が約30%になる。

関口 聖