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ディズニー・モバイルで最もハイスペック「DM016SH」

 ウォルト・ディズニー・ジャパンの「ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク」から発売される「DM016SH」は、「AQUOS PHONE Xx 302SH」をベースに独自のカスタマイズが施されたハイスペックなスマートフォン。2014年初頭に発売される予定。

 「DM016SH」は、前面のほとんどをディスプレイが占める挟額縁の設計を追求した302SHをベースにするスマートフォン。ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク史上、最もハイスペックな端末と位置付けられている。製造はシャープが担当する。

 なお、製品発表会場ではDM016SHの動作機が展示されたが、現時点でも開発中のため、ディズニーキャラクターのライブ壁紙を収録する程度の、最小限のカスタマイズが施された状態となっていた。最終的には、アプリのユーザーインターフェイスなどにもディズニーのモチーフが反映される。

 ハードウェアスペックは302SHとほぼ完全に同等。ただし外観の面では、背面部にミッキーマウスの頭をかたどったマーク(ミッキーヘッド)がプリントされているなどの差異がある。

 ディスプレイは5.2インチ、フルHD(1920×1080ドット)表示のS-CG Silicon液晶。シャープ独自開発の画像処理チップや、周囲の明るさや照明の種類、コンテンツに合わせて最適な表示を行う「ユースフィットモード」なども302SHと同様に搭載する。

 今回のモデルでは、ボディのデザインをミニマルにし、ボディカラーもホワイトのみのシンプルな展開とした。一方で、さまざまなディズニー関連コンテンツを収録する。ライブ壁紙は全10種類で、カラフルなファッションに身を包んだキャラクターが描かれている。タップやシェイクに反応するなどのお楽しみ要素もある。静止画壁紙についてはは全50種類を収録する予定。

 DM016SHの独自機能として、動画編集の「Disney Movie Memories」を搭載する。ユーザーが撮影した短尺動画を組み合わせることで、ビデオクリックを簡単に作成できる。この際、ディズニーでおなじみの音楽を使ったり、フィルターで効果を加えることも可能。また、手軽に遊べる間違い探しゲーム「Disney Catch Panic(仮)」もDM016SHだけで遊べるコンテンツとして収録する。

 なお、302SHに収録されている機能やコンテンツは、一部を除いてDM016SHでも利用できる。カメラ撮影した文章を翻訳する「翻訳ファインダー」についても、DM016SHで利用可能。

 カメラは1630万画素で、F1.9という明るいレンズを搭載しており、ソフトウェア処理と組み合わせることでボケ味にもこだわった写真を撮影できるとする。また、ファインダー画面は表示を簡略化し、大画面をそのままファインダーとして利用できる。自分撮り用のサブカメラは約120万画素。

 CPUはクアルコムのMSM8974(2.2GHz、クアッドコア)、RAMは2GB、ストレージは32GB。最大64GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。Androidのバージョンは4.2。

 LTEの通信機能では「Hybrid 4G LTE」として、AXGP方式の「SoftBank 4G」とLTE方式の「SoftBank 4G LTE」の2種類をサポートする。その他のおもな対応サービスは、フルセグ、ワンセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、Wi-Fi(IEEE 802.11a/ac/b/g/n)、GPS、Bluetooth、防水など。

 本体サイズは約70×約132×9.9mmで、重量は約147g(いずれも暫定値)。連続通話時間および待受時間は未定。バッテリー容量は2600mAh。

 DM016SHの発売開始時には、オリジナルの本体保護ケースをプレゼントするキャンペーンを実施する。全10種類で、ライブ壁紙に合わせたデザインが施されるという。なお、応募の詳細は後日ディズニー・モバイルのウェブサイトにて告知する。

森田 秀一

太田 亮三