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au、Androidスマホ向けメールアプリを刷新

 KDDIと沖縄セルラーは、Androidスマートフォン向けのEメール(ezweb.ne.jp)およびSMSのアプリを5月25日に刷新する。新たに、LINEやiPhoneのメッセージのような「会話モードUI」などが導入される。

 刷新される新アプリは、これまでと比べて、10種類以上の機能について改善や変更が実施される。最も大きな変更点は「会話モードUI」の導入で、従来のフォルダで表示するユーザーインターフェイス(UI)を残しつつ、ボタン1つで切り替えると、LINE、あるいはiPhoneのメッセージのように、吹き出しを使った表示で、自分と相手のメール本文が表示される。これまで通り、絵文字やデコメ素材もあわせて表示できるほか、メッセージ入力部分の上には、メールの題名欄も用意されている。相手が他キャリア、あるいはフィーチャーフォンの場合でも、auスマートフォン側は新しいUIながら、相手には従来通りの見え方という形になる。メール送信時は、「メールを送信しますか?」という確認が表示されるが設定でオフにすることもできる。

会話モードUI

 またスリープ状態でメールを受信するとロック中で、画面上に新着メールがポップアップで表示され、そのまま返信することもできる。

スリープ中のメール着信をポップアップで表示

 もう1つの大きな変更はシークレット機能の導入。特定のメールアドレスとのやり取り(送信、受信)や履歴での表示を隠せるようになっている。UI切り替えボタンを長押しするとシークレットモードへ切り替えられる。シークレットモードにしてから隠したい相手を指定するという形で、通知バーでの表示なども設定できる。

 メール本文でこれまで全角5000文字相当までしか表示できなかったHTMLメールについては、リニューアル後、本文内で1MBまで表示できるようになった。なおメール1通あたりの最大ファイルサイズである3MBはこれまで通り。

 このほか、テーマや背景のカスタマイズ、添付ファイルのリサイズ、最新アプリ公開時の通知機能、ヘルプ機能なども用意される。

 SMSアプリについては、会話モードUIと色のカスタマイズと、限られた機能の追加となっている。

 対応機種は今夏モデルのうち、Xperia UL、HTC J One、URBANOの3機種。既存機種でもAndroid 4.x以上の機種には、今後、順次アップデートする形で提供される。なおシャープ製端末は独自のメールアプリとなるため、今回の刷新は対象外。SMSアプリは今夏以降の機種のみ対象となり、今夏モデルではXperia ULとURBANOの2機種にプリセットされる。

関口 聖