au、スマホにも「エリア品質情報送信機能」

　KDDIと沖縄セルラーは、これまでauのフィーチャーフォン（従来型の携帯電話）に搭載してきた「エリア品質情報送信機能」をスマートフォンおよびタブレットでも利用できるようにすると発表した。通話やデータ通信時のエリア品質について、携帯電話が自動的に情報を送信する。

　auの携帯電話では、以前より、通信・通話が切断されたり、失敗したりすると、端末側が検知して、そうしたエラーが発生した場所や電波状況を記録してKDDI側へ送信できる機能が用意されている。送信するためには、ユーザーが同機能の使用に同意して、機能を「ON」にする必要がある。

　今回、auのAndroidスマートフォンとタブレットでは、ユーティリティアプリ「au Wi-Fi 接続ツール」の新機能としてエリア品質情報送信機能が追加されることになった。3月28日に「au Wi-Fi 接続ツール」の最新版がau Marketで公開され、更新すると利用できるようになる。対象となる通信は、通話（発着信）、Eメール（@ezweb.ne.jp）、Web通信、YouTubeとのこと。

　対応機種は、XPERIA VL SOL21、AQUOS PHONE SERIE SHL21、ARROWS ef、Optimus G LGL21、DIGNO S KYL21、VEGA PTL 21、G'zOne TYPE-L CAL21、INFOBAR A02、HTC J butterfly、AQUOS PAD。今後登場する機種も順次対応する予定。iPhoneや昨夏以前のモデルでの対応については、今のところ予定はないとのこと。この情報からユーザーが特定されることはない。また送信時に通信料もかからない。