携帯各社、新潟県の大雪被害で支援措置

　新潟県など大雪が続く地域の一部に災害救助法が適用されたことを受け、携帯電話事業者各社が支援措置を発表している。

　新潟県の発表によると、2月25日時点で災害救助法が適用されている地域は、長岡市（旧与板町、旧和島村、旧寺泊町以外の地域）、柏崎市（旧高柳町）、小千谷市（全域）、十日町市（全域）、妙高市（旧妙高高原町）、上越市（旧安塚町、旧大島村）、魚沼市（全域）、南魚沼市（旧六日町、旧大和町）、阿賀町（旧津川町、旧上川村）となっている。

KDDI

　KDDIは、災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、通信料金の支援措置として、固定通信サービスの料金を減額する措置を実施する。これは、自宅から避難するなどして固定通信サービスをまったく利用できなかった場合に対応するもの。また、窓口で利用料を支払っている場合は、携帯電話サービスも含めて、2月請求分の料金の支払期限は3月31まで延期される。

　このほか、2月22日～3月31日の期間に大雪で破損・故障した携帯電話の修理費用が一部軽減される。災害対策本部などから要請があった場合、携帯電話や充電器の貸出も行う。

ソフトバンクモバイル

　ソフトバンクモバイルは、災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、1月利用分（支払期日が2月16日、26日）と2月利用分（支払期日が3月6日）の支払期限を、それぞれ記載の日付から1カ月間延長する。窓口で利用料を支払っている場合が対象。

　今回の災害で破損や水濡れ、紛失で携帯電話の交換を希望する場合、交換費用は一部機種で無償、そのほかの機種は一部減免措置がとられる。受付は新潟県のソフトバンクショップで開始されている。このほか、災害対策本部などから要請があった場合、携帯電話や充電器の貸出を行う。

ウィルコム

　ウィルコムおよびウィルコム沖縄は、災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、1月利用分（支払期日が2月27日）の支払期限を記載の日付から1カ月延長する。窓口で利用料を支払っている場合が対象。また、災害対策本部などから要請があった場合、端末や充電器の貸出を行う。

ドコモ

　NTTドコモは支援を検討中で、詳細が決まり次第発表される見込み。

【追記 2013/02/25 17:26】
　NTTドコモは、災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、1月利用分（2月請求分）の支払期限を、4月1日まで延長する。窓口で利用料を支払っている場合が対象。また、2月25日～3月31日までの期間は、破損・故障修理代金の一部減額等を行う。

　このほか、自治体などから要請があった場合、端末や充電器の貸出を行う。

イー・モバイル

【追記 2013/02/26 19:11】
　イー・アクセス（イー・モバイル）は、災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、1月利用分（2月請求分）の支払期限を、記載の日付より1カ月間延長する。窓口で利用料を支払っている場合が対象。また、3月31日までの期間は、大雪の影響で破損や故障、紛失した端末について修理費用などを一部減免する。