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トレンドマイクロ、Androidスマホ乗換者の利用動向を調査

トレンドマイクロ、Androidスマホ乗換者の利用動向を調査

 トレンドマイクロは、フィーチャーフォンからAndroidスマートフォンに機種変更したユーザーを対象に利用動向調査を行った。

 調査は12月13日、14日の2日間、Webアンケートの形で行われた。18歳~59歳の男女316人から回答を得た。

スマホへの乗り換え満足度は高い

 スマートフォンに乗り換えた感想は、変更してよかったと感じているユーザーが「そう思う」「ややそう思う」合わせて87%となり、「そう思わない」「あまりそう思わない」ユーザーの12.9%を大きく上回った。

 また、フィーチャーフォンに戻れないと回答するユーザーは、「そう思う」「ややそう思う」の合計で56.6%、「そう思わない」「あまりそう思わない」ユーザーの43.4%を上回る結果となった。しかし、スマートフォンによって効率がよくなり、時間の有効利用に役立っているとするユーザーが57%いた一方で、そう思わないユーザーも43%いた。

 スマートフォンの重要性を財布と比較すると、同じくらい重要とするユーザーは24.1%、「ややそう思う」ユーザーは28.8%だった。合計すると52.9%と過半数を超えた。財布ほど重要でないとするユーザーは合計で47.1%。

利用スタイルの変化

 それでは、スマートフォンへの変更で利用スタイルに変化はあったのか。20%以上のユーザーが選択した項目は以下の通り。

  • 写真を撮る機会が増えた(29%)
  • ネットでWebを見る時間が増えた(28.8%)
  • パソコンを使う時間が減った(26.6%)
  • 予備のバッテリーや充電器を持ち歩くようになった(25.3%)
  • ニュースをよく見るようになった(20.6%)

 このほか、「地図を印刷しなくなった」も19%と高かった。

セキュリティ対策について

 アプリインストールに関する質問では、セキュリティソフトで安全性をチェックしているユーザー44.6%と、過半数を割っている。また、アプリのアクセス権限についてよく読むユーザーは26.9%と少なく、ネットで開発者の情報を調べるユーザーは9.8%と1割に満たなかった。

 こうした一方で、ユーザーレビューや感想を読むユーザーと、アプリの説明を読むユーザーはいずれも70.3%と高かった。

 セキュリティ対策として行っていることについて、54.4%が「不正な働きをしそうなアプリをインストールしない」を選択した。このほか、端末の画面ロック(25.9%)や、知らない人からのメールや添付は確認しない(20.3%)とするユーザーの割合が多かった。

津田 啓夢