NFC対応、スマホでデータ管理できる血圧計


 オムロン ヘルスケアは、持ち運びできるサイズで近距離通信規格の「NFC」に対応した手首式血圧計「HEM-6310F」を発売した。オープンプライスだが、店頭価格は1万円程度になる見込み。

 「HEM-6310F」は、モーターやポンプなどを改良して、厚みが13mmと従来品の60%、重さが約80gと従来品の約70%になっているなど、小型化が図られた手首式血圧計。同社製品では最も静音とのことで、オフィス、外出先など場所を選ばず利用できるとしている。2人分の血圧値を朝・夜の1日2回、個別に管理できる。血圧値の週平均値は過去7週間分記録され、最近の傾向を把握しやすくなっている。

 また、近距離無線通信規格のNFCに対応しており、健康管理サービス「ウェルネスリンク」を利用して、パソコン、Androidスマートフォンで管理したり確認したりできる。測定データは、おサイフケータイ対応のスマートフォン・携帯電話へ自動転送できるほか、オプションのトレイを利用してパソコンへ転送することもできる。

 同社によれば、高血圧症は、日本人において最も患者数が多く、4000万人近く存在するとされ、10年前に比べて、30代~50代の男性、あるいは30代~70代の女性において増加傾向にある。




(関口 聖)

2012/8/23 17:15