海外Wi-Fiルーターの「GLOBAL DATA」、イモトアヤコが宣伝部長に


イモトアヤコとコン・テユ

 海外向けの定額通信サービスを展開するインターコミュニケーションズは、タレントのイモトアヤコを“宣伝部長”に迎える就任式を行った。

 インターコミュニケーションズは、海外旅行者や出張者に対してモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービス「GLOBAL DATA」を提供している。国や地域毎に利用料は異なるが、モバイルWi-Fiルーターで日額680円~1580円となり、USBドングルタイプで日額480~1280円となる。

 宣伝部長に就任したイモトアヤコは、元気いっぱいに挨拶し、「海外で間違ってインターネットに繋げてしまってびっくりな請求があった」などと豊富な海外ロケでの失敗談を披露し、「GLOBAL DATAなら安心できる」と話していた。なお、イモトアヤコの執事役として、タレントのコン・テユが登場し、韓国ロケを行ったことなどが紹介された。「海外で初の日帰り、本当に弾丸だった」とイモトが語る韓国ロケの模様は、インターコミュニケーションズのサイト内で公開される予定だ。

海外利用による高額請求

 なお、インターコミュニケーションは6月28日、海外でのスマートフォン利用に関して調査結果を公表している。それによると、海外でスマートフォンを利用するユーザーは87%で、利用に関して不便と感じるポイントについては、料金の高さを指摘する声が大きいという。また、海外でモバイル端末を使い高額請求されたユーザーは16.3%だった。


宣伝部長に就任各国の代表がGLOBAL DATAの料金を発表
イモトにプレゼンテーションを行うプレゼンテーションを受けてイモトが一番を選ぶ優勝者はイモトに口づけができる

スマホ普及などでニーズ拡大、2013年の上場目指す

インターコミュニケーションズ西村氏

 発表会に登壇したインターコミュニケーションズの代表取締役社長の西村誠司氏は、「GLOBAL DATA」について「日本人が海外で海外でモバイルでネットに繋ぐためのサービス」と説明した。

 「GLOBAL DATA」では従来、法人需要が大半だったが、昨年からのスマートフォンの急拡大や、それに伴うTwitterやFacebookなどの広がりで需要が拡大しているという。西村氏は、「旅に出たときほどFacebookでシェアしたくなる」などと話していた。

 発表会終了後、西村氏により詳細な話を聞く機会を得た。それによると、スマートフォンの急拡大により「GLOBAL DATA」の注文は、法人用途で2倍、個人用途で5倍にふくらんだという。個人需要が一般層にも広がったことで、これまでの法人やリテラシーの高い個人ユーザーだけでなく、通信などに詳しくないユーザーからの質問が増えている状況で、サポート側にも変化がせまられているという。

 なお、インターコミュニケーションズは2013年の上場に向けて準備を進めている。これに伴い、2012年9月にも社名をXCom Globalに変更する計画だ。XCom Globalは現在、同社米子会社の社名となっており、海外展開していく上ではintercommunicationの「相互通信」という意味合いは普遍的でそぐわないため、社名変更するとのこと。同社は現在、日本のみならず、米国や台湾でサービス展開しており、9月以降にはさらに、シンガポールや上海、香港などに拠点を置おいて、現地の海外渡航者にサービス展開していく方針。


 

(津田 啓夢)

2012/7/5 13:54