通話にも使えるクアッドコア搭載のBluetoothスピーカー


 クリエイティブメディアは、パソコンやスマートフォンと接続できるBluetooth対応オーディオスピーカー「Sound BlasterAxx(サウンド ブラスター アックス)」を発表した。3つの製品がラインアップされるが、このうち上位2製品がBluetoothに対応する。

左からSBX 8、SBX 10、SBX 20

 今回発表された製品は、フラッグシップモデルの「Sound BlasterAxx SBX 20」、ハイエンドモデルの「Sound BlasterAxx SBX 10」、エントリーモデルでパソコン向けの「Sound BlasterAxx SBX 8」となる。上位2機種はBluetooth2.1+EDR対応(A2DP、AVRCP、HFP)で、ワイヤレスでスマートフォン内の楽曲コンテンツを再生できるほか、ハイクオリティデュアルマイクアレイを搭載し通話にも利用できる。iOSデバイスとペアリングする場合、ACCによる高品質・低遅延のオーディオ再生が可能という。音声通話では、マイクの集音範囲をコントロールでき、部屋の中にいる複数の人が相手と話す場合、全員の声を集音したり、自分だけの声を集音したりできる。騒音の多い環境でも外部のノイズをおさえ、音声を伝える技術も備える。

 iPhoneのSiri、あるいはAndroidのBluetooth対応音声認識アプリを利用して、通話や音楽観賞、検索などの操作を、Sound BlasterAxxの音声認識を通じて操作できる。オーディオ操作用のiPhoneアプリ、Androidアプリも用意される。

 全機種に共通する要素として、マルチコアプロセッサー「SB-Axx1」を搭載する。オーディオ処理に利用されるプロセッサで、MP3など圧縮音源を最適な形で再生する「SBX Crystalizer」、バーチャルサラウンド、映画やゲームなどコンテンツにあわせたサウンド効果設定を実現する。

 「SBX 20」の価格(直販サイト)は1万9800円、大きさは約109.8×97×400.2mm(ベーススタンド含まず)、重さは約1.9kg。プレミアムHiWaveアンプを内蔵する。

 「SBX 10」の価格(同)は、1万4800円、大きさは約90.6×80.3×295.7mm、重さは約0.8kg。クラスDアンプを内蔵する。

 「SBX 8」の価格(同)は9800円、大きさは約64.4×57×166.1mm、重さは約0.3kg。クラスDアンプを内蔵する。

 いずれもUSB電源で駆動する。オプションとして電源アダプタ「USBパワーアダプター」(直販サイトで1980円)が用意される。オプション品の発売時期や詳細は今後あらためて案内される。

SBX 20

(関口 聖)

2012/6/6 12:19