ドコモ、SNSに年齢情報提供へ


 NTTドコモは、SNSやブログなどCGM(Consumer Generated Media、消費者生成型メディア)サービスのコンテンツ提供会社に対して、今後、ユーザーの年齢を提供すると発表した。この取り組みのため、6月1日より、端末利用者の氏名、生年月日の情報を取得する。

 ドコモが新たに取得する情報は、端末利用者の氏名、生年月日となる。新規契約や名義変更などの手続き時、あるいはユーザーから申し出があれば、その端末を主に利用するユーザーの情報を得る。これにより、保護者名義で契約しつつ子供が使う、といった端末について、利用者の年齢を把握できることになる。いったん登録した年齢情報は、ユーザーからの申し出があれば、ドコモ側から削除することもできる。なお、データプランも対象となる。

 ドコモが利用者の年齢を取得するのは今回が初めて。一方、auとソフトバンクモバイルは、既にmobageやGREE、mixiといった事業者へ年齢情報を提供している。

 今後、ドコモでは、関係企業との協議を経て、CGMサービス提供事業者へ年齢情報の提供を開始する。仕組みについては検討中とのことだが、年齢認証対応のサイトへアクセスすると、「○歳以上か」「○歳未満か」といった選択肢が用意される。たとえば18歳未満のユーザー向けのページへアクセスする場合は、「18歳未満ユーザー向け」へのリンクをクリックすると、ドコモが用意するページで年齢情報をサービス側へ提供するかどうか尋ねられる。同意して、18歳未満として年齢情報が登録されていれば、18歳未満のページへアクセスできる。




(関口 聖)

2012/5/21 19:30