MCPC、「モバイルM2Mワーキンググループ」設立


 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、モバイル通信を用いる「モバイルM2M(Machine to Machine/Machine to Man)」の市場拡大に向けて、モバイルM2Mワーキンググループを設立した。

 モバイルM2Mワーキンググループは、人口の20倍以上の潜在需要があると言われるM2M市場の形成および拡大に向けて、MCPC内で活動する組織。MCPCは「国内では、一部企業で先進的なサービスが導入されているが、企業固有のサービスを展開しているケースが大半」と指摘し、M2Mに関する技術の相互連携が必要としている。

 モバイルM2Mワーキンググループでは、スマートフォンの各種センサーを利用した情報やソーシャルネットワーク上の情報などクラウドで統合され、Online to Offline(O2O)領域なども注目されていることから、機器間通信という意味に加えて、「Machine to Man」という機器とユーザーを繋ぐ領域も「M2M」の定義に含める。その上でワーキンググループ内で、M2Mの現状や課題を整理して、解決方法を模索したり、セキュリティ関連の精査などを行う技術グループ、市場予測や導入事例集などの作成などを行うプロモーショングループに分けて、それぞれ活動していく。

(関口 聖)

2012/2/20 14:20