インプレスR&D、「スマートフォン利用動向調査報告書2012」


 インプレスR&Dのシンクタンク部門のインターネットメディア総合研究所は、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)監修の下、『スマートフォン利用動向調査報告書2012 [個人/法人調査から分析する市場動向と展望]』を12月8日に発売する。価格はCD-ROM版が6万900円、CD-ROM+冊子版が7万1400円。

 同調査によれば、2011年度の時点でスマートフォンの利用者数は2714万契約で、2016年度には8456万契約に達する見通し。このため、通信事業者や端末メーカー、コンテンツプロバイダー、サービスプロバイダーといった関係各社は、こうした市場の動向を見ながら戦略を考えていく必要があるとされている。

 報告書では、個人と法人それぞれの利用動向を調査。個人ユーザーの利用動向としては、アプリやコンテンツの利用率は「ニュース・天気予報」(77.3%)、「ナビゲーションや地図」(60.6%)、「電車や道路など交通情報」(56.6%)の順に高く、上位の利用傾向はフィーチャフォンとほぼ同じ並びになっているものの、平均回答数はフィーチャーフォンの4.6に対し、スマートフォンは9.4になっており、より積極的にサービスを活用する傾向がうかがえる。

 また、法人の利用動向としては、スマートフォンを導入している企業は、前年の14.5%から16.6%に上昇。どの規模の企業でも年々導入台数が増える傾向がみられるという。

(湯野 康隆)

2011/12/6 14:55