工事不要、簡単設置の「みまもりホームセキュリティ 101HW」
「みまもりホームセキュリティ 101HW」は、本体に搭載された警報機能やお知らせメール機能、開閉センサーやリモコンなどからなるHuawei(ファーウェイ)製のホームセキュリティ端末。2012年1月以降に発売される。
「みまもりホームセキュリティ 101HW」 |
「みまもりホームセキュリティ 101HW」は、通信機能を内蔵した本体と開閉センサーを組み合わせ、工事が不要で簡単に設置できるというホームセキュリティ端末。ホームセキュリティの料金プランは月額490円(2年契約)。端末本体や追加用のセンサー、リモコンの価格は未定だが、携帯電話と同じような購入手段が利用できるとのことで、割賦での購入も可能と見られる。
開閉センサーはIPX1の防水性能を備えるほか、単4型アルカリ乾電池2本で約2年間稼働する。開閉センサーおよびリモコンは、426MHzの特定小電力無線を利用し、無線到達距離は見通し100m。開閉センサーの検知方式はマグネット式。大きさは約120×120×25mmで、重さは約350g。
本体の通信方式は3G。2.4インチのカラーディスプレイを備え、壁掛けにも対応する。設定などは音声ガイダンスにしたがって操作できる。アラーム音量は5段階に調節でき、最大音量は1mで85dB。本体はACアダプターで駆動するが、非常用として2200mAhのバッテリーを内蔵する。侵入者が「101HW」に気づいてACアダプターのケーブルを抜いても、バッテリーで駆動するようになっており、電源が切り替わったこともSMSで通知する。バッテリー駆動時間は明らかにされていないが、少なくとも数時間は持つ、とのこと。
■防犯用途に加え、家族の安全をチェックする使い方も
機能としては「外出モード」「在宅モード」「帰宅待ちモード」「みまもりモード」が用意されている。いずれも窓やドアに開閉センサー(マグネットとセンサーの組み合わせ)を取り付けてから利用し、異常を検知すると本体から大音量でアラームが鳴るほか、SMSで異常検知が通知される。SMSでの通知のため、ソフトバンク同士であれば受信/送信ともに無料で利用でき、他社の携帯電話では送信時に1通3.15円かかる。SMSの送信先は20件まで登録できる。
外出モードでは、外出前に設定して、帰宅直後(センサーがマグネットの動きを検知した直後)の一定時間内(時間は設定可能)に暗証番号を入力し、アラームの鳴動を解除できる。ここで暗証番号を入力しない、あるいはリモコンで操作しなければアラームが鳴る。「在宅モード」では、窓やドアが開いて、センサーがマグネットの動きを検知すると、ただちにアラームが鳴る。目の届かない部屋からの侵入を防ぐ、といった利用が想定される。
「帰宅待ちモード」は、子供の帰宅、あるいは遅い時間に帰ってくる家族の帰宅に備えるモードという位置付け。帰宅時、あらかじめ決めておいた暗証番号を本体に入力するか、リモコンの解除ボタンを押すと「帰宅通知メール」をSMSで送信する。
「みまもりモード」は、遠く離れた場所に暮らす高齢者などの活動を検知する機能として用意された。トイレなどのドアにマグネットと開閉センサーを取り付けておき、一定期間動作を検知しない、つまりドアが開かなかった場合、「みまもり通知メール」をSMSで送信する。
加えて、緊急地震速報に対応し、受信すると音声と画面表示で通知する。緊急地震速報の配信ではCBS方式が利用される。なお、自治体などの緊急情報の配信に対応するかどうかは未定。
センサー、リモコンは追加購入することで、あわせて最大16個まで増設できる。リモコンを2個、センサーを14個といった運用が可能で、リモコンにはそれぞれ「リビング窓用」など名称を付けて運用でき、通知メールでは、どのセンサーが開閉を検知したか識別できるようになっている。さらに「このセンサーは防犯用、このセンサーはみまもりモード用」と役割を決めて、1台の「101HW」で運用することもできる。
2011/9/29 12:22