KDDI Mobile、HTC製スマートフォンを発売


 KDDIの米国法人、KDDI Americaが米国で展開するMVNO型サービス「KDDI Mobile」で、スライドキーボード付きスマートフォン「HTC Detail」が発売された。また、新たに月額制プリペイドSIMカードの販売が開始された。

 「HTC Detail」は、一見するとフルタッチ型ながら、横長にしてスライドするとQWERTY配列のキーボードが利用できるAndroid 2.2搭載端末。3.6インチ、480×800ドットのTFTマルチタッチディスプレイ、500万画素カメラを装備する。チップセットはクアルコム製MSM7630(800MHz駆動)を採用し、ROM2GB、RAM512MBとなる。大きさは117×59×15mm、重さは166g。オリジナルユーザーインターフェイスの「HTC Sense」を採用する。価格は499ドル(約3万8280円)で、2年契約では199ドル(約1万5260円)、1年契約では約349ドル(約2万6770円)となる。

 またKDDI Mobileでは、月額制でプリペイドタイプのSIMカードの販売を開始した。米国のMVNO型GSM通信事業者で、KDDI Americaの連結子会社であるLocus Telecommnucationsの「H2O Wireless」のSIMカードで、SIMロックが施されていない携帯電話に装着して、米国内で利用できる。利用料は月額50ドル(約3830円)で、利用期間は30日間。米国内の通話やテキストメールは無制限で利用でき、日本宛の通話料は、固定電話で1分0.039ドル(約3円)、携帯電話で1分0.163ドル(約12,5円)。ただし国際通話20ドル分(約1530円)が無料通話分として用意されている。無料通信分は250MB分となる。利用にあたってはクレジットカードが必要で、有効期限が切れると、自動的にリチャージ(自動引き落とし)が行われる。

 

(関口 聖)

2011/9/16 18:49