IDC調査、アップルがスマートフォン市場第2四半期シェア1位に


 米IDCは、2011年第2四半期における世界のスマートフォン市場シェアを発表した。四半期ベースで、初めてアップルがシェア1位となった。

 同調査によれば、第2四半期におけるスマートフォン出荷数は1億650万台に達しており、前年同期の6440万台と比べ、65.4%増となった。

 各社の出荷数(シェア)は、アップルが2030万台(19.1%)、サムスンが1730万台(16.2%)、ノキアが1670万台(15.7%)、Reseach In Motion(RIM)が1240万台(11.6%)、HTCが1170万台(11.0%)で、その他の企業が2810万台(26.4%)となった。

 アップルは四半期ベースで初の首位を獲得した。この背景には、200以上の国でiPhoneを提供し、販売および生産を拡大したことが上げられている。ただし、IDCでは、ノキアが1つの四半期で記録した出荷数(2810万台)には達していないと指摘している。また、2位のサムスンについては、旗艦モデルであるGALAXY Sシリーズが成功を収めたことが成長を支えると指摘されている。

 IDCのシニアリサーチアナリストであるRamon Llamas氏は、「2011年の第2四半期は、アップルがスマートフォン市場の新たなリーダーとなった」とコメント。このほか、同社では、2011年のスマートフォン市場は2010年から55%成長すると予測している。

 

(関口 聖)

2011/8/5 18:44