ドコモ、BlackBerry BoldのOSバージョンアップを提供
BlackBerry Bold |
NTTドコモは、RIM製のスマートフォン「BlackBerry Bold」のOSを4.6から5.0にするバージョンアップを4月27日午前10時より提供する。利用は無料で、パソコンと接続してバージョンアップを行う。
今回のバージョンアップを適用することで、BlackBerry BoldのOSが、OS4.6からOS5.0になる。また、OSのバージョンアップに合わせて、spモードを契約すれば「@docomo.ne.jp」のメールアドレスも利用できるようになる。
OS5.0では、ブラウザの機能が向上し、描画速度の高速化のほか、HTML5、CSS3、JavaScript1.6のサポートが行われる。地図では、表示の高速化、ジオタグ付き写真の地図上への表示が行えるようになる。アプリケーション管理では、サードパーティ製アプリを一元管理できる「アプリケーションセンター」機能が搭載される。そのほか、チャットのようにSMSを利用する機能改善が施され、絵文字も利用できるようになる。
地図上にジオタグ付き写真を表示 | サードパーティ製アプリを一元管理できる「アプリケーションセンター」機能 |
チャットのようにSMSを利用する機能改善 | 絵文字も利用できるように |
BIS Ver.2.8との組み合わせでは、新たにEメールセットアップ用Javaアプリが追加され、アドレス帳とGoogle連絡先を同期できるようになる。
BES Ver.5.0との組み合わせでは、アドレス帳に個人用サブフォルダ、パブリックフォルダを追加でき、フォルダ単位で同期の可否を設定可能。共有ファイルへのリモートアクセスも可能になる。このほか、任意のEメールメッセージにフラグを付ける機能、メールボックスへのサブフォルダ作成機能が追加される。カレンダーでは、召集されたスケジュールのフォワード機能、召集されたスケジュールに添付されたファイルの参照機能も用意される。
共有ファイルへのリモートアクセス(BES) | メールボックスに任意のサブフォルダを作成可能(BES) |
一方、OS5.0ではOS4.6と比較してプログラムサイズが大きくなるため、Flashメモリの空き容量は約38MBから約19MBに減少する。また、対応言語は日本語と英語のみになる。
OSのバージョンアップは、パソコンを経由して行う。パケット通信を利用したバージョンアップの手段は提供されない。なお、OSバージョンアップに際し、「十分なメモリが必要となるため、一部アプリケーションの削除が必要になる」と注意事項も案内されている。
2011/4/26 19:01