ソフトバンク、被災者のiPhoneを無償交換
ソフトバンクモバイルは、東日本大震災によって、iPhoneを故障・紛失した利用者向けの措置を発表した。
対象となるのは、契約者の住所または請求書送付先住所が岩手県、宮城県、福島県、茨城県のユーザー。さらに、青森県、長野県、新潟県、栃木県、千葉県の災害救助法適用地域内の利用者も対象となる。対象端末はiPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4。
ソフトバンクでは、震災によってiPhoneを紛失、もしくは修理不可能な故障をした場合、4月7日~5月15日の間、無償で交換する。なお、端末は再生品で、アップルの標準保証が受けられなかったり、有償保証サービスであるAppleCare Protection Planに加入できなかったりする場合がある。また、利用中のiPhoneと同容量のモデルを用意できない場合があるとしている。
ユーザーは、ソフトバンクカスタマーサポートおよびソフトバンクショップ店頭でこうした無償交換が可能。また、前述の条件に了承できる場合、修理可能な製品でも無償交換を受け付けるとしている。
このほか、修理可能な製品については、アップルが提供する被災地向け特別修理サービスが受けられる。6月末まで修理対応し、こちらも修理代金は無償となる。
なお、iPhoneの無償交換に対応する一方で、ソフトバンクの3G携帯電話およびスマートフォンのユーザー向けの対応は異なる。端末の全損、水濡れ、紛失に伴う機種交換費用が減免されるに留まり、一部機種については無償対応としている。端末の修理については、月額498円の「あんしん保証パック」加入者は無償で対応、非加入者については修理費用の最大8000円を減免するとしている。
iPhoneとそれ以外のソフトバンク端末において被災者対応が異なる点について、ソフトバンクでは「修理についてはアップルが提供するものであり扱いが違う。紛失による無償交換については、一部機種は無償交換を受け付けており大きな不公平感はないものと考えている」と説明している。無償交換対応については、GALAPAGOSなどのハイスペックな最新モデルは交換対応できないとしており、それ以外の端末は概ね交換対応できるという。
2011/4/7 13:05