プラットフォーム「MeeGo」のセミナー、タブレットも展示
The Linux Foundation エグゼクティブ・ディレクターのジム・ゼムリン氏 |
会場 |
9日、東京・六本木の東京ミッドタウンホールで、「MeeGo Seminar Winter 2010」が開催された。インテルやノキアが推進するLinuxベースのソフトウェアプラットフォーム「MeeGo」の開発者向けイベントで、会場にはMeeGOやインテルのチップセットを用いたタブレット端末等が展示された。
「MeeGo」は、インテルが推進していた「Moblin」と、ノキアが開発していた「Maemo」を統合したソフトウェアプラットフォーム。携帯電話のような「Handset」版、ネットブック版などデバイスごとに提供されている。
セミナーの基調講演で壇上に立ったThe Linux Foundation エグゼクティブ・ディレクターのジム・ゼムリン氏は、「さまざまなデバイスを通じて、多くの人がインターネットに接続し、さまざまなデータへアクセスする。全てが繋がる時代の幕開けだ。多くのユーザーが存在する、ということは全てのプレーヤーにとってチャンス。このビジネスチャンスに対し、我々は回答をある程度提供したいし、一緒に考えたい」と述べる。これまではクローズド、あるいは単身で市場へ挑む企業が主流だったが、現在はオープンかつパートナーと手を組んで行くモデルでなければ、次々と起こる技術革新を取り入れられないとして、MeeGoのオープン性、透明性をアピールしていた。
会場には、MeeGoをベースにカスタマイズした独自OS搭載のタブレット「WeTab」の実機や、MeeGoのハンドセット版(最新バージョンとなる1.2)を搭載したスマートフォンのリファレンスモデル、家電をコントロールする機器のリファレンスモデルなどが展示されていた。
WeTab | WeTabの概要 |
MeeGo搭載テレビをWeTabで操作。VCNなどLinuxのアプリケーションを使い、LAN経由で操作 | 背面 |
側面のインターフェイス | スマートフォンのリファレンスモデル |
側面 | 背面 |
2010/12/9 16:03