KDDI、法人向け音声メッセージ基盤「コエなう」を拡張して商用化


 KDDI、沖縄セルラーは、インターネットと連携して音声メッセージを活用できる法人向けのプラットフォーム「コエなう」の、商用版サービスを開始した。利用料は、コエなう専用の番号1つにつき、月額1万円。コエなう専用の番号は100件からの契約になる。

 「コエなう」は、9月22日からβ版サービスとして提供されていた音声メッセージサービス。従来から提供されている、携帯電話・固定電話からの音声メッセージを録音する機能に加えて、商用版の提供に伴い、録音と同時に、音声メッセージが更新された旨をTwitterに投稿する機能を用意。音声メッセージをアップロードする機能も提供される。

 KDDIでは、同ツールをプロモーションなどでの利用でアピールしており、例えばタレントが日常の様子を音声で登録し、ファンが電話をかけて内容を聞くといった用途を挙げている。

 KDDIではコエなうの提供先を明らかにしており、エイベックス・マーケティング、プラチナムプロダクション、青二プロダクション、キューブ、映画SPプロジェクトチームに提供が決まっている。それぞれ、アーティストや所属タレントからのお知らせ、映画制作エピソードなどが提供される予定。

 一般のユーザーは、auの携帯電話からは「*」に続いて「コエなう専用番号(4桁)」をダイヤルすれば利用可能。au以外の携帯電話および固定電話からは、「090-4444-0020」に電話をかけ、ガイダンスの後にコエなう番号を入力する。いずれの場合も通話料が発生する。

 



(太田 亮三)

2010/11/11 16:56