押しやすいボタンを採用、薄さ10.4mmの「P-01C」


P-01C(Onyx Black)

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製「P-01C」は、薄さを追求したSMARTシリーズのFOMA端末。SMARTシリーズのメインユーザーであるビジネスマンなどの利用が想定されている。発売は11月を予定する。

 P-01Cは、今回発表された新機種群のうち、折りたたみ型では最薄となる。基板を樹脂と一体化させるパナソニックの「ボードモールド工法」で、十分な強度を確保しながら薄さ10.4mmというボディサイズを実現した。フロントパネルはヘアライン加工が施されたステンレス素材となり、薄さと相まって高級感を演出する。ヒンジ部を押すだけで端末が開く「ワンプッシュオープン」を採用しており、薄型ながら、着信時などには即座に対応可能。従来どおり、ワンプッシュオープンと着信応答などを連携させることもできる。

 これまで薄型の携帯電話では、テンキー部の凹凸が少なく、平らな形状になることが多かった。しかし「P-01C」ではある程度立体感のあるボタンを採用。ボタンの形状も四角にすることで、表面積を広げ、押しやすさを追求した。このボタンの大きさ、間隔、立体感は、人間工学に基づいて設計されたという。

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の端末に共通の機能として、「エコナビ」を搭載。ボタン確認音を消したり、液晶やボタンの照明設定を変えたりすることで、電池を長持ちさせることができる。ecoモードは設定した電池残量に応じてオートで起動可能。電池残量は、20%、40%、60%、80%から選択できる。なお、ecoモード起動中は、画面上にアイコンが表示される。

Metal SilverMaroon Red

 ディスプレイは3インチ、240×427ドットのフルワイドQVGA。約510万画素の顔検出オートフォーカス対応CMOSカメラを装備する。カメラには、斜めから撮影したホワイトボードなどの内容を補正する機能も用意されている。国際ローミング(3G+GSM)、おサイフケータイに対応する。BluetoothやGPSは非対応。FOMAハイスピード対応で、最大速度は下り7.2Mbps、上り2.0Mbpsとなる。 iコンシェルも搭載しているが、新サービスのクイックメモやフォトメモは利用できない。iBodymoにも非対応。

 大きさは111×50×10.4(最厚部15.6)mm、重さは108g。連続待受時間は約420時間、連続通話時間は約140分(いずれも3G利用時)。ボディカラーは、Onyx Black、Metal Silver、Maroon Redの3色。

 



(関口 聖/石野 純也)

2010/11/8 13:44