Linux Foundationにチャイナ・モバイルが参加


 Linuxを推進する非営利団体のThe Linux Foundationは、チャイナ・モバイル(中国移動通信)が同団体に参加したと発表した。中国企業の参加は初めてという。

 The Linux Foundationは、Linuxを推進する組織。プラチナメンバーには、富士通や日立、NEC、クアルコムイノベーションセンター、オラクルが、ゴールドメンバーにはヒューレット・パッカードやグーグル、ノキア、モトローラなどが参画している。今回加わったチャイナ・モバイルは、ゴールドメンバーとして活動する。これによりメンバー100社のうち、プラチナメンバーは7社、ゴールドメンバーは10社となった。

 現在、5億6000万人もの契約者を抱えるチャイナ・モバイルは、Androidベースの独自ソフトウェアプラットフォーム「OPhone」を展開している。同社が参加したことについて、The Linux Foundationのエグゼクティブ ディレクターのJim Zemlin氏は「中国における電気通信事業業界でのOS再編に向けた大きな動きを示すものかもしれない」として、中国市場に対する貴重な機会が到来したとコメントしている。

 

(関口 聖)

2010/11/5 12:03