14.1メガCCDカメラ、防水防塵搭載の「AQUOS SHOT 002SH」


ティールグリーン
ブラック

 「AQUOS SHOT 002SH」は、1410万画素CCDカメラを搭載し、防水防塵機能を備えたシャープ製の3G端末。11月中旬以降に発売される予定。

 「002SH」は、充実したカメラ機能を搭載した回転2軸ヒンジ採用端末。「AQUOS SHOT 945SH」の後継機的な位置づけで、サイズがコンパクトになったことに加え、重量も軽くなっている。その上で、高速マルチメディアエンジンの「T6G」を採用。「従来機と比べ、約1.5倍速くなっている」(説明員)といい、カメラの起動や「楽デコ」の変換、WEBの表示などが高速化したようだ。

 また、カメラの画素数が1210万から1410万にアップ。画像素子はCCDとなり、オートフォーカス機能や手ぶれ補正、動画手ぶれ補正などに対応する。被写体を追いかけてピントを合わせる「チェイスフォーカス」や、ビデオカメラのようにピントを合わせ続ける「コンティニュアスAF」といったこれまでシャープが培ってきた携帯向けカメラの機能も継承されている。

 画像処理エンジンは「ProPix」となり、約0.5秒で撮影状態になる「ON速起動」機能が用意される。「スピード連写カメラ」では、最大フルHDサイズでの連写が可能。連続撮影の枚数は、設定したサイズによって異なる。また、従来から提供されている個人を検出する機能のほか、ペット検出機能なども追加される。

 さらに「002SH」は、トイカメラ系の機能を強化。魚眼レンズのような効果が得られる「魚眼カメラ」機能、実際の風景がミニチュア模型のように写る「ミニチュアライズカメラ」機能なども用意される。シャープ製の端末でおなじみの「名刺リーダー」に加え、ゴルフのスイングを比較できたり、撮影したレシートの文字を読み取って家計簿に登録できたりと、実用系のカメラ機能も充実している。撮った写真や動画を楽しむための「チャージングシアター」も用意。同梱の卓上ホルダにセットするだけで、スライドショーが起動する。

 動画撮影には、1280×720ドットのいわゆる720pのハイビジョン動画が撮影できる機能が用意される。HDMI端子を搭載しており、対応するテレビと接続して楽しめる。HDMI端子接続時には「ファインダスルー」と呼ばれる機能を利用でき、カメラに写ったものをそのままテレビに映し出すことが可能だ。このほか、HDMI端子接続時には、ブラウジングやメール閲覧、録画したワンセグの再生、Officeファイルの表示など、さまざまな機能を利用できる。テレビ用の専用メニューも備え、「AQUOSファミリンク」ではリモコンでの操作にも対応する。

 ディスプレイはタッチパネル式で、3.4インチ、フルワイドVGAサイズとなる。従来と同様、縦に開いた状態でもタッチで操作でき、ウィジェットなどに直接触れることができる。内蔵メモリのユーザー領域は123MB、外部メモリとして最大32GBのmicroSDHCカードに対応する。また、特定の友達などに素早く電話やメールができる「楽ともリンク」や、デコレメールをおかませで作成可能な「楽デコ」といった、コミュニケーション系の機能を内蔵している。

 防水、防塵性能はIPX5/7クラスとなる。無線LANサービス「ケータイWi-Fi」や、GPS、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信に対応する。Bluetoothも搭載し、HFP/HSP/OPP/FTP/BIP/DUN/A2DP/AVRCPといったプロファイルを利用できる。3Gハイスピードは下り最大7.2Mbps、上り最大1.4Mbpsとなる。

 大きさは112×51×18.8mm(最薄部:16.2mm)で、重さは約134g。ボディカラーはティールグリーン、ブラック、シルバー、ピンクの3種類。


シルバーピンク

 



(津田 啓夢/石野 純也)

2010/11/4 13:23