アップルの「iPad」3G版、米国での通信料は月額29.99ドル


iPad

 米AT&Tは、アップルが4月30日に米国で発売したタブレット端末「iPad」Wi-Fi+3G版向けの料金プランを公開している。

 「iPad」は、9.7インチのマルチタッチディスプレイを搭載するタブレット型端末。当初は、Wi-Fi(無線LAN)のみ利用できるWi-Fi版が発売されていたが、4月30日から携帯電話網(下り最大7.2Mbps)で通信できるWi-Fi+3G版も登場している。米国外での発売は今後あらためて案内される予定。

 Wi-Fi+3G版の発売日が明らかになった際、アップルではAT&Tがプリペイドサービスを提供すると案内。AT&Tの案内によれば、月間データ通信量が最大250MBとなるプランの場合、月額14.99ドル(約1380円)となり、通信量無制限のプランでは月額29.99ドル(約2770円)になる。契約は、30日毎に自動継続となり、解除するには30日前までに申し出る必要がある。250MBプランを契約すると、通信量の残りが20%、10%、0%になった時にアラートで通知される。上限に達した場合は追加料金を支払うか、無制限プランへアップグレードできる。また2万カ所に及ぶというAT&TのWi-FiスポットやAT&Tと提携する公衆無線LANサービス(Barnes & Noble、Starbucksなど)が利用できる。契約は、iPad内のメニューから行える。

 iPad Wi-Fi+3G版向けにはMicro SIMカードが提供される。仮に紛失したり破損したりした場合、15ドル(約1380円)で新たなMicro SIMカードに交換できる。

 iPad Wi-Fi+3G版を米国外で利用する場合は、iPad用の国際ローミングプランを購入するよう案内されている。米国内向けプランを契約するユーザーのみ国際ローミングプランを契約できる。AT&TのWebサイト内でiPad用国際ローミングプランの料金は明示されていないが、「iPhone、BlackBerry、スマートフォン、その他のデバイス(タッチパネル端末)向けプラン」として、月額24.99ドル(上限20MB)、月額59.99ドル(上限50MB)、月額119.99ドル(上限100MB)、月額199.99ドル(上限200MB)が案内されている。

 



(関口 聖)

2010/5/7 12:17