「T-01A」がWindows Mobile 6.5に、iモード.netアプリも


 NTTドコモと東芝は、東芝製スマートフォン「T-01A」向けに、最新版OSのWindows Mobile 6.5にするバージョンアップソフトの提供を開始した。

 「T-01A」は、クアルコム製1GHz CPU「Snapdragon」を搭載する東芝製スマートフォン。ドコモのPROシリーズの1つで、OSはWindows Mobile 6.1を採用する。Windows Mobile 6.5の国内展開が明らかにされたことにあわせ、「T-01A」向けバージョンアップソフトも提供される方針となっていたが、今回、正式にバージョンアップソフトがリリースされた。適用することで、OSがWindows Mobile 6.5 Professinalへ更新されるほか、アプリ配信サービス「Windows Marketplace for Mobile」に対応する。また、画面デザインが変更され、従来よりも操作性の向上が図られるほか、ブラウザも改善され、拡大縮小機能が追加される。データ同期サービス「Microsoft My Phone」やマイクロソフト提供の「Windows Live for Windows Mobile」なども利用できる。

 バージョンアップは、パソコンで専用ソフトをダウンロードし、microSDカードにコピーし、「T-01A」に装着して行う。事前のバックアップが推奨されており、ドコモや東芝のWebサイトで具体的な手順が案内されている。なお、一度バージョンアップすると旧バージョンへは戻せない。また約250MBだったユーザー用メモリ容量は約225MBになる。

 あわせてドコモでは、「T-01A」向けにWindows Mobile 6.5対応版「iモード.netモバイルアプリ」の提供も開始した。T-01A向けには10月1日より同アプリが提供されていたが、Windows Mobile 6.5対応版が今回あらためて提供されることになった。なお、同アプリでは、一般的なドコモの携帯電話とスマートフォンのそれぞれで回線契約が必要で、今回のWindows Mobile 6.5対応版でも利用形態は従来と同じ。

 



(関口 聖)

2009/12/17 11:49