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防水防塵、スマホとセットで使いやすい「Qua tab PX」
(2016/5/31 12:05)
「Qua tab PX(キュア タブ ピーエックス)」は、LG製のAndroid 6.0タブレット。au製スマートフォンとの連携機能「auシェアリンク」が用意されており、同時に発表された「Qua phone PX」と組み合わせればさらに使いやすいよう仕上げられている。7月上旬発売予定。価格は後日案内される。
使いやすさと価格の両立を図ったオリジナルブランド「Qua」の新モデル。2015年7月発売の第1弾「Qua tab 01」は京セラ製、続く第2弾の「Qua tab 02」はファーウェイ製だったが、Qua tab PXはLGが製造を担当した。製品企画についてはauが一貫して行っている。なお、製品名の「PX」の意味は、アルファベットの16番目の文字である「P」から転じて2016年モデルを示す。「X」は夏モデルを意味し、今後冬モデルがリリースされる場合はXではなく「Z」を割り当てる予定。
ディスプレイは8インチ、WUXGA(1920×1200ドット)表示のIPS液晶。バッテリー容量は4800mAhで、内蔵ストレージは16GB。外部ストレージとしてmicroSDXCカード(最大200GBまで)をサポートする。メインメモリーは2GB。CPUはMSM8952(1.5GHz×8コア)。SIMカード形状はnanoSIM。
縦持ち時の右側面には、電源/音量ボタンのほかに「Qボタン」を備える。標準設定ではブルーライト軽減のための「リーダーモード」への切り替え機能が割り当てられている。軽減効果は4段階から選択可能。リーダーモード以外のアプリ呼び出しに割り当てを変更することも可能。
本体デザインは同時発表のQua phone PXと共通する部分が多く、合わせて持った場合に統一感が出るよう、仕上げられている。また、ソフトウェア面の連携機能も充実。auシェアリンクは、スマートフォンとペアリングしておき、スマートフォンにかかってきた電話や、届いたSMSなどの通知をQua tab PXで確認できる。なお、auシェアリンクは2015年夏発売以降のauスマートフォンで標準採用が進んでいるが、一部の組み合わせでは利用できない機能もある。ペアリングの手順についてはQua tab過去モデルよりも簡略化された。
Qua tab PXとQua phone PXをauシェアリンクでペアリングさせた場合は、スマートフォンの画面に加えて外観もそのままタブレット上に表示する「スマホ画面リンク」が有効化される。これにより、タブレット側の画面でスマートフォンを操作し、メールやSMSに返信できる。また「つづき見クイック」により、スマートフォンで見ていたWebサイトの続きをQua tabで見るといった使い方もできる。
同じくQua tab PXとQua phone PXの組み合わせによる機能として、「au Gallery」の端末間画像同期機能がある。これは、Qua phone PXで撮影した写真が自動的にQua tab PXにコピーされるというもので、設定の手間を軽減しつつも、タブレットのより大きな画面で写真を楽しめる。通常、画像コピーは深夜2時頃に自動で実行される。また、Wi-Fi Directによる通信となるため、端末同士を近づけておく必要がある。
独自機能として「デュアルウインドウ」を搭載する。指定されたアプリ限定となるが、アプリを2つ同時に実行・表示できる。
本体は防水(IPX5/IPX7)、防塵(IP6X)に対応。充電端子はmicro USB。また、スリープ解除と連動できる専用カバーが「au +1 collection」から各種リリースされる。
カメラはメイン/サブともに約500万画素。通信規格はLTEおよびWiMAX 2+対応で、最大速度は下り150Mbps、上り25Mbps。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/acをサポートする。おサイフケータイやテレビ機能、赤外線通信には非対応。
本体サイズは約124×211×7.8mm、重量310g。連続待受時間は約800時間。カラーバリエーションはホワイト、ネイビー、ピンク。