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8月14日/横浜の「Pokémon GO STADIUM」、光を使って遊び方を案内

 ナイアンティックとポケモン社が提供するスマートフォンゲーム「Pokémon GO」を題材にした、日本初の公式イベント「Pokémon GO STADIUM」が8月14日18時~21時、神奈川県横浜市の横浜スタジアムで開催される。

 参加できるユーザーは、事前募集で抽選の結果、選ばれた人だけ(募集は既に〆切)で、イベントの詳細は当日になってみないとわからないところだが、1回につき15分ごとに来場者を入れ替える制度になるという。横浜でのイベントに先立ち、7月、米シカゴで開催された世界初の公式イベント「Pokémon GO Fest」(※関連記事)をもって、初めて“伝説のポケモン”と呼ばれる、レアかつ強力なポケモンが登場したことから、ネット上では、横浜での展開についてもさまざまな噂が飛び交っている。

会場イメージ

 当日は、最寄り駅の日本大通り駅から、会場となる横浜スタジアムまで、パナソニックおよびパナソニックシステムソリューションズ ジャパンが手がける光ID技術「LinkRay」を使い、Pokémon GO STADIUMに関する情報が配信されるという。

 LinkRayは、スマートフォンのカメラをLED光源にかざすと、さまざまな情報を入手できるようにする技術。可視光通信技術の一種で、光を高速に明滅させることで、その明滅のパターン(変調)をデジタルデータとしてID信号を送信。スマートフォンのカメラでその明滅を読み取ることで、関連した情報を表示できる。QRコードもスマートフォンカメラで読み取って情報を表示するという流れだが、パナソニックでは光が届けば情報を受信できること、かざせば約0.3秒でIDを読み取れることなどから、混雑している環境でも手軽に利用できるとアピールする。

 パナソニックの発表によれば、会場にはあらかじめスマートフォンにLinkRayのアプリをインストールしておき、同アプリを起動して、屋外対応ライトバーを使ったLinkRayの光源が設置されたパネルにかざすと、当日の入場に関する情報へアクセスできる。Pokémon GOの最新映像や、バトルの楽しみ方、あるいは注意事項/緊急時の案内といったコンテンツが案内される。日本語だけではなく英語での表示もできるという。

 Pokémon GO STADIUMは、当選したユーザーしか参加できないが、現実世界を舞台にしたPokémon GOでは当選したユーザーだけにイベント限定コンテンツを表示するための仕掛けが別途必要だ。シカゴのイベントでは、当選者はチェックイン手続きをして、参加者だけに配付されたQRコードを読み取るという流れだった。そうした手続きは事前にメールなどで参加者へ案内されるかもしれないが、LinkRayを使った仕組みも当日、チェックしておきたい。

 ちなみに9日~15日の10時~18時には横浜みなとみらい周辺で「Pokémon GO PARK」(ポケモン ゴー パーク)というイベントが開催される。通常であれば、欧州でしか出現しない「バリヤード」というポケモンや、普段ほとんど見かけないポケモンがざくざく登場し、ゲットできる滅多にない機会となっている。こちらは誰でも参加可能で、開幕日の9日には、さっそく多くのトレーナーが現地を訪れた模様。ただ、あまりに多くのトレーナーが詰めかけたためか、現地では一時、携帯電話がかなり繋がりにくい時間帯があったとの情報もある。Pokémon GOのスポンサーにはソフトバンクも連なっており、現地で車載基地局も設置されていた。