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「近鉄アプリ」に列車走行位置の表示機能、関西私鉄で初

 近畿日本鉄道は、公式アプリ「近鉄アプリ」にて、列車走行位置の表示機能の提供を開始した。アプリはiOS/Android対応で、無料で利用できる。

 列車走行位置の表示機能では、列車の走行位置を、特急・急行などの種別とともに路線図上にリアルタイムで表示する。列車に遅延が生じている場合は1分単位で遅延時間がわかるようになっている。

 当初は、近鉄の運行路線のうち14路線(難波・奈良線、京都線、橿原線、大阪線、名古屋線、生駒線、天理線、田原本線、信貴線、湯の山線、鈴鹿線、山田線、鳥羽線、志摩線)で提供される。南大阪線や、けいはんな線など、その他の路線での提供時期は未定だが、順次対応していく方針。

 「近鉄アプリ」は2016年12月に提供を開始。列車走行位置の表示の他に、運行情報のプッシュ通知や、路線図や駅構内図の閲覧機能が利用できる。同社によると、列車走行位置の表示機能の提供は、関西私鉄では初めてという。新機能の提供開始にあわせ、車掌が携帯する緊急連絡用携帯電話をスマートフォンに変更し、乗客への情報提供に活用するとしている。