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モバイルバッテリーとBluetooth紛失防止タグ内蔵のスーツケース、エースが10月発売

 エースは、日本製のトラベルバッグのブランド「プロテカ」の新製品として、モバイルバッテリーを内蔵するなどスマートフォンとの連携を高めた「マックスパス スマート」を10月上旬に発売する。価格は6万6000円(税抜)。

プロテカ「マックスパス スマート」

 「マックスパス スマート」のフロントポケットには、安全性に配慮したという5000mAhのリチウムイオンポリマー充電池を搭載。スーツケースのハンドル近くには1mまで引き出せるコードリールが用意されており、スーツケースを閉じたままでスマートフォンを充電できる。ハンドル付近には、スマートフォンを立て掛けやすいように溝も設けられている。

 フロントポケット内部のモバイルバッテリーは取り外しが可能なほか、内部に用意されているUSB タイプA(メス)端子からは、2Aの出力も可能。コードリール側は1A出力で、2系統で合計2A、2台同時の充電が可能。

 モバイルバッテリーの充電は、コードリールのボタン付近に設けられたmicroUSB端子にACアダプターを接続することで行え、スーツケースを閉じたままで充電が可能。また、モバイルバッテリーを取り外して充電も行える。

上部にコードリールを搭載、スマートフォンを充電可能
収納したハンドルにスマートフォンを立て掛けられるよう、ボディ側に溝が設けられている
フロントポケット内部にモバイルバッテリーを搭載、ケーブルを接続するとコードリール部分と繋がる
ポケットに収納されたモバイルバッテリーは取り外しが可能

 Bluetoothを利用して紛失を防ぐ「Track R」も搭載されている。専用アプリをスマートフォンにインストールし、ペアリングしておき、置き忘れなどで距離が離れて接続が切れると、スマートフォンとスーツケース双方から警告音が鳴る仕組み。スマートフォンを置き忘れ、スーツケースを持って移動した場合に有効なほか、スーツケース側を本格的に紛失した場合も、近くに「Track R」を利用しているユーザーがいると自分のスーツケースの場所がクラウド上で確認できる「Crowd Locate」機能に対応している。

 「マックスパス スマート」は、最大容量40リットルで機内持ち込みに対応。ノートパソコンなどを簡単に取り出せるフロントオープンポケットや、滑らかで静かな「ベアロンホイール」を装備、国内製造で3年保証など、同社「プロテカ」の人気の仕様を備える。

 大きさは約51×39×25cmで、ブラック、シルバー、ホワイトの3色をラインナップする。

 同製品は2016年10月に、ソフトバンクの「+Style(プラススタイル)」にて開発が表明されていたもの。デザインオフィス「nendo(ネンド)」と共同で企画する、新ブランド「DoT.(Design of Things、ドット)」のラインナップにも位置付けられており、「+Style」でも販売される予定。