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都市部の住宅内も5Gが届く、ノキアとKDDIが実験に成功

 ノキアソリューションズ&ネットワークスとKDDIは、集合住宅の宅内と5G無線基地局を結び、1Gbpsを超える通信の実証実験に成功した。

 この実験は、埼玉県ふじみ野市において、KDDI総合研究所内に5Gの無線基地局を設置。100mほど離れた集合住宅に端末を置き、28GHz帯という高い周波数を使って通信を行った。ノキアの技術であるNokia AirScale Base Stationや、クラウドRAN(無線アクセスネットワーク)を実現してコンテンツ配信できるようにするNokia AirFrameを用いた。これにより、1Gbpsを超える速度で通信することに成功した。

 ノキアでは、5Gという高速かつ低遅延な通信技術の活用例として、「さまざまな場所でのエンターテイメント鑑賞を大きく変革させることを示す好例だ」としている。