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「ツイキャス」PCブラウザでHTML5対応を開始、低スペックPCでも動作改善

配信品質の上限は1Mbpsに引き上げ

 モイは、ライブ配信サービス「ツイキャス」において、PCのWebブラウザで見る場合の技術として、HTML5への対応を開始した。GoogleのWebブラウザ「Chrome」から対応を開始しており、今後ほかのWebブラウザでもHTML5に対応していく。

「ツイキャス」PCのChromeで表示したHTML5版

 ツイキャスをPCのWebブラウザで見る場合、これまでFlashが利用されてきたが、今回の取り組みにより、今後はHTML5に切り替えられる。機能はすべて継承され、デザインは一部が変更される。

 なお、スマートフォンではアプリで視聴することが推奨されており、スマートフォン版Chromeでは従来通り簡易版の視聴画面になる。

 HTML5版でも配信者と視聴者の間の遅延は最大2~3秒で、従来通り快適なコミュニケーションができるとしている。また動画が再生されるまでの時間が高速化され、低スペックなパソコンでも視聴がスムーズになるとしている。

外部ツールでの配信は上限が1Mbpsに

 モイではまた、配信者がパソコン用配信ソフトなどの外部ツールを使う際の配信品質について、配信時の上限を1Mbpsまで引き上げた。配信時のビットレートは増減があるため、ツールでの設定値については800kbps程度が推奨されている。

 ツイキャスでは、中心になっている若い女性ユーザーの間でも、ゲーム実況配信の人気が上昇。累計視聴者数が2000万人をこえる配信者も登場しているという。こうした状況を受け、配信品質のビットレートも上限が見直された。