ネットギア、家中どこでも速度が落ちないトライバンドWi-Fi「Orbi」

　ネットギアジャパンは、家のどこでも高速に通信できると謳う家庭用Wi-Fiシステム「Orbi（オービー）」を、Amazon.co.jpにて12月22日に発売する。

　当初はルーターとサテライト（子機）がセットになったスターターキットが提供される。今後、ルーターやサテライトの単品販売も行われる予定。価格は4万5800円（税込、以下同）。Amazonにて12月15日までに予約購入すると、5000円引きの4万800円で提供される。

　「Orbi」は、Wi-Fiルーターとサテライトを組み合わせて、1つのSSIDで家全体をカバーするWi-Fiシステム。これまでのWi-Fi中継器との違いは、「トライバンド Wi-Fi」と呼称する機能。端末との通信する2.4GHz/5GHz帯に加え、ルーター・サテライト間の通信用の帯域（5GHz帯で1.7Gbps）を別途確保する。

　サテライト側で安定した通信を行うことで、Wi-Fi中継器と比べて通信速度を2倍程度に改善。ルーターとサテライト1基で、約371平方メートル（約112坪）の空間をカバーするとしている。端末との通信は、1つのSSIDで5GHz帯と2.4GHzを共有。ユーザーは、接続先や周波数帯を気にすることなく利用できる。

　また、ルーター・サテライト間でのローミングをサポートする。家の中を移動するときに、通信を途切れずに接続先が切り替わる。例えば、Skypeで通話しながら移動しても、通話が途切れない。

　スターターキットは、ルーターとサテライトがペアリングされた状態で出荷される。サテライトはルーター1台につき3台まで追加可能で、ファームウェア更新によって接続できる台数を増やしていくという。

　iOS/Android用の管理アプリから、ルーター・サテライトの設定やネットワークの状況確認が可能。VPNやゲスト用回線、ペアレンタルコントロールといったオプション機能を利用できる。

　「Orbi」は、IEEE 802.11a/b/g/n/acをサポート。端末間の5GHz帯の最大通信速度が877Mbps、2.4GHz帯は400Mbps。VPNパススルーに対応する。ルーターには3基、サテライトには4基の有線LANポートを搭載。ルーター・サテライトともに、大きさは約170.3×78.9×225.8mmで、重さは890.5g。