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国交省、乗務中のスマホ操作禁止徹底を関係団体に要請

 国土交通省は、観光バスの運転者が運転中にスマートフォンを用いてゲームアプリを操作していたことが発覚したことを受け、乗務中の携帯電話・スマートフォンの操作禁止を徹底するように関係団体宛に通知を行った。

 運転者がゲームアプリ「Pokémon GO」を操作していたことが原因で自家用トラックに小学生がはねられ死亡するという事故が発生するなどしている中、観光バスの運転中に同ゲームをプレイしている様子がネット上に掲載され、非難を浴びた。同省では、今年1月に軽井沢スキーバス事故を受けて貸切バスの信頼回復に取り組む過程で、安全を軽視する行為が行われたことを重大視。

 日本バス協会、全国ハイヤー・タクシー連合、全国個人タクシー協会、全国福祉輸送サービス協会、全日本トラック協会、全国霊柩自動車協会に対し、乗務中の携帯電話による通話やスマートフォンの操作の禁止について改めて徹底するように要請しつつ、日本バス協会に対しては、同種事案の再発防止のための有効な対策を速やかに検討し報告するように求めている。