【CEATEC JAPAN 2010】
KDDI、「IS03」中心に放送通信連携サービスなど披露


Android au
IS03

 KDDIブースでは、4日に発表されたばかりのシャープ製Androidスマートフォン「IS03」が展示され、多くの来場者の注目を集めている。

 ブースでは「IS03」を前面に押し出し、充実したタッチ&トライコーナーが設けられており、熱心に「IS03」の使用感を確かめている来場者の姿が目に留まる。また、通信関連では、LTEへの取り組みとしてソニー・エリクソン製のLTEへの端末(試作機)を使って、LTEの基地局シミュレーターを介して動画を流すデモや、EVDO Rev.Aを最大3束つかみ、下り最大9.2Mbpsを実現するEVDOマルチキャリアのデモなどが披露された。

正面背面
盛況なタッチ&トライコーナーLTE試作機

 コンテンツ関連では、ソラテナやサンシャイン王国といった発表済みのサービスが披露されており、一足早くサービスが体験できる。ブースでは、KDDI研究所によるさまざまな研究開発の成果が紹介されており、放送連携のデモでは、Androidタブレット端末を利用して、テレビ番組とTwitterを連動させてユーザーの意見をリアルタイムにまとめていく仕組みなど、固定網や携帯網にとらわれない参考出品が多く出展されている。

 なお、展示の多くはAndroid端末を使ったもので、「Android au」を打ち出すKDDIらしい構成となっている。Android端末でテレビ番組を撮影すると、画像認識によってWebサイトにアクセスする仕組みや、Androidタブレットにおいて、ニュース記事やブログ、家族が撮影した写真などをユーザーの趣味嗜好に合わせた情報を新聞風のレイアウトで表示できる技術などのデモが紹介されている。

Twitterとテレビを連携、ソーシャルメディア視聴テレビを撮影して商品を購入

 このほか、ユニークなところでは、端末背面で操作入力する技術「背面入力インターフェース」や、Bluetooth対応携帯電話と組み合わせることで、既存の携帯電話をモバイルWi-Fiルーターのように使えるBluetooth/無線LAN変換ルーターなどが参考出品されている。

背面入力インターフェースBluetooth/無線LAN変換ルーター

 



(津田 啓夢)

2010/10/5/ 14:44