ドコモ、全国型内線サービスで仮想PBXタイプを提供


 NTTドコモは、法人向けに提供している全国型の内線サービス「オフィスリンク」において、新たにクラウド上でPBX(構内交換機)を提供する「仮想PBXタイプ」の提供を8月中旬より開始する。

 今回提供が開始される「オフィスリンク」の「仮想PBXタイプ」は、企業内のPBX設置を不要とし、クラウド上でPBX設置機能を提供するもの。PBXの購入・保守にかかる費用が不要になり、これまでよりも安価な初期コストで内線サービスを利用できるとする。

 サービスエリアはドコモのFOMAおよびXiのエリアで、ドコモの携帯電話・スマートフォンで利用可能。内線として定額の対象になるのは、ドコモ間、ドコモ―固定電話間、固定電話間の通話。有料オプションとして外線発信オプションも用意されている。

 利用料では、PBXを企業内に設置する場合と比較して、仮想PBXタイプの基本料が1契約につき月額3万円となっている。また、外線発信オプションが有料で設定されている。このほかに「オフィスリンク」の初期費用や工事費用、利用料が別途必要。

 

(太田 亮三)

2012/6/4 16:46