ドコモ、法人向け接続サービスに新料金、Xi対応プランも追加


 NTTドコモは、法人向けのリモートアクセスサービス「ビジネスmoperaアクセスプロ」において、新しい料金プランを12月15日より追加する。

 新しい料金プランは3種類が用意され、従来のプランで複雑になっていた組み合わせを簡略化し、中小規模の法人から利用できる料金設定になっている。また、LTEのネットワークを利用する通信サービス「Xi」(クロッシィ)に対応した料金プランも追加される。

 新料金プランは認証方法別に「ドコモ認証プラン」「ドコモワンタイム認証プラン」「企業認証プラン」の3つが用意される。「ドコモ認証プラン」は10ユーザーまで月額9800円、以降1ユーザーにつき月額780~980円となっている。「ドコモワンタイム認証プラン」は10ユーザーまで月額1万1800円、以降1ユーザーにつき月額980~1180円。「企業認証プラン」は10ユーザーまで月額4万6200円、以降1ユーザーにつき月額945~1575円。

 「ビジネスmoperaアクセスプロ」のXi接続メニューは、端末およびネットワークにXiを使うもの。契約事務手数料は2100円、工事費用は新規で9万9750円、変更の場合は6万3000円となっている。サービス開始は12月24日で、11月下旬から申し込みを受付ける。サービス開始当初の端末はUSB接続型の「L-02C」。

 なお、「ビジネスmoperaアクセスプロ」でこれまで提供されてきた料金プランは2011年3月で新規受付を終了する。接続メニューの「回線交換接続メニュー」「DoPa接続メニュー」の新規受付は2011年3月31日に、サービスは2012年3月31日に終了する。オプションサービスの「FOMAパケットフリーサービス」も2011年3月31日に新規受付とサービスを終了する。

 

閉域直収接続サービスも「Xi」に対応

 同社はまた、法人向けの閉域直収接続サービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」において、Xiに対応した「ビジネスmoperaアクセスプレミアム Xiタイプ」を12月24日より提供する。

 新サービスでは、LTEのXi対応端末を利用することで、高速・大容量で低遅延の通信環境を実現。閉域接続のセキュアな環境とともに、常時接続、帯域保証型のサービスとして提供する。OPEN接続、CLOSE接続、動的IPアドレス割当、RADIUSによるIPアドレス割当といった機能が提供されるほか、オプションとしてAPNの接続設定や予備経路なども用意される。

 初期費用は契約事務手数料が2100円、工事費が新規で8万4000円、変更で5万7750円。月額利用料はISDN/専用線で月額7350円(64kbps)~月額7万5600円(6Mbps)。広域イーサネットで月額6万3000円(1Mbps)~月額32万1300円(100Mbps)。

 

(太田 亮三)

2010/11/9 16:40