本日の一品
超個性的な「天晴出品」の黒いノートブック
(2015/10/26 06:00)
子供の頃から手帳やノートが大好きな筆者は、今までに一生かけても使い切れないほどの手帳やメモ、ノートの類を集めて来た。気に入ったものは複数冊以上買ってしまうので収集したアイテムの総量は既にかなりのモノになってしまっている。
残念ながら全てをうさぎ小屋のような自室に置いておくわけにはいかないので、超お気に入りのモノを除いて、その他の大部分は気に入ってくれた友人や知人に使ってもらったりしている。
そんな筆者の独断と偏見の“パーマネント・コレクションアイテム”のひとつが、今回ご紹介する台湾の「天晴出品」(After Rain Design)のノートブック「booxi」シリーズだ。筆者が初めて「天晴出品」のノートブックに出会ったのは、3年ほど前に台北「誠品書店」の文房具売場だった。
初めて見た当時も、今と全く変わらず、驚くほど斬新な黒いプラスティック製の表紙デザインが目を引いいてた。ただし従来は、表紙の素材ジャンルが拳銃であったり、ナイフであったりと、多少ラディカルで、老若男女万人が好む素材ではなかったような印象があった。
その後、台湾の天晴出品のノートブックは、多くの日本人の目にも触れ、ついには日本国内でも輸入販売する企業が登場したようだ。
今回、筆者が購入した「booxi」のノートブックは、いずれもステーショナリーというジャンルにふさわしい素材を表紙に採用している。最初にご紹介するのは、「booxi」の中でも“ブラックシリーズ”というラインの、やや大判のスクエアなノートブックだ。
一見して誰もがラジコンの“リモートコントローラー”であることに気づくだろう。天晴出品のこだわりが現れているのは、コントローラーに本物の無線アンテナが取り付けられていること。実稼働するわけではないが、アンテナはスルスルと伸びる。見た人を楽しませる大人のジョークアイテムだ。
オフィスや学校で使っても注目度は抜群だ。ドローン好きな人ならフライト記録の常時携帯型ノートにピッタリだろう。内部はページあたり実測185×160mmと正方形に近く、罫線の無い無地だ。見開きだと2倍になり、かなり広大な自由スペース。左右にページを開いて、両ページにまたがる図やイラストを描く時も、フラットに広がる構造なのできわめて描きやすい。
もう少し小さな、ポケットに入るくらいのノートブックをお探しの貴兄には、booxiのポケット版シリーズが良いだろう。筆者の購入した2冊は、どちらもドットで構成された方眼ページを採用している実用的なモデルだ。
購入したアイテムの表紙は、1つが「電卓」でもう1つは「電灯スイッチ」だ。筆記できるページサイズは実測したところ68×122mmと、よく見かけるA7サイズのメモより横幅が6mmほど狭く、縦幅が17mmほど大きいサイズだ。
表裏の基本素材は、前述したリモートコントローラーと同様で厚紙を採用し、表紙はその上にマットブラックカラーの薄いプラスティックで型抜きされた電卓やスイッチプレートが両面テープで接着されている。
お堅い職種のビジネスマンが会議の時に使うには少しハズしているが、ジョークがあって堅苦しくなく目立ち度の高いbooxiは、オフタイムでの使用やホビー用のノートブックをお探しの男女には最適かもしれない。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
booxi Remote Control Notebook | 天晴出品(After Rain Design) | 1000円 |
booxi Calculator Notebook | 天晴出品(After Rain Design) | 463円 |
booxi Switch Notebook | 天晴出品(After Rain Design) | 463円 |