本日の一品

童心にかえって思わず熱中! ブロックで作るラジコンカー

「つくラジ!ブロックUSB赤外線 RCカー ミニ ブルー」
パッケージ内容は、iOS/Android端末に取り付ける赤外線送信機、ラジコンカーの土台、ブロックなど

 子供の頃は、ラジコンカーのレースの模様を伝えるテレビ番組を熱心に見ていた。自分の意のままに動かせるラジコンがほしかったものの、お金がないので、わずかなお小遣いで買った「ミニ四駆」で遊ぶ日々……。ふとそんなことを思い出したこの夏休みに、今さらながらちょっとラジコンで遊んでみたくなった。

 大きなコントローラを使って外をガンガン走らせる本格的なものも面白そうだが、蒸し暑い外で遊んだらすぐにへばりそうだし、狭い我が家には収納できるスペースもない。なるべくかさばらず、涼しい室内で楽しめて、どうせなら当時ハマっていたミニ四駆みたいにカスタマイズができるものが欲しい。

 そんなわがままにマッチした製品がないか探していたところ、日本トラストテクノロジーから発売されている「つくラジ! ブロックUSB赤外線 RCカー」シリーズがグっときたのだった。この製品は、付属のブロックを組み立てて作った小型のクルマを、iOS/Android端末で遠隔操作できるというもの。

 Android端末での動作はメーカー保証対象外としているが、「Xperia A」で試したところ、問題なく動いた。また、ブロックを付け替えて自分の好きな形状にできるため、何度でも作り直して遊べるのがうれしい。車種はバンやスポーツカータイプのものもあったが、BMWの「MINI」っぽい見た目が気に入ったので「ミニ」タイプを購入してみた。

 取扱説明書は同梱されているが、ブロックの組み立てマニュアルは付いていないので、iOS/Android端末に「UTICO GUIDE」アプリをインストールするか、手順説明が記載されたWebページにアクセスして、組み立て方を確認する。マニュアルアプリを見ながら組み立て始め、1時間半ほどかかってようやく車体が完成した。

組み立てマニュアルとなる「UTICO GUIDE」アプリ。イラストで手順がわかりやすく描かれている
クルマが完成! ヘッドライト部分に透明なブロックが使われているなど、リアリティを高める工夫が見られる

 完成後は、iOS/Android端末にあらかじめインストールしておいた「UTICO」アプリを起動し、赤外線送信機をイヤフォン端子に接続する。この時、発信機のLEDライトが青く点灯していない場合は正常に接続できていないので、送信機のプラグがきちんと挿さっているかどうかチェックしよう。その後、クルマの電源をオンにすればついに操縦が可能に!

 アプリ画面はクルマの運転席を再現しており、車種ごとに異なった内装デザインが用意されている。操縦方法は画面左側のスライダーを上下にドラッグすると前進、後退し、ハンドルを切った方向に曲がるといった簡単なものなので、すぐに慣れるだろう。“Turbo”ボタンをタップすると勢いよく走る機能も、遊び心もあって面白い。ただ、“馬力”が弱いせいか、毛足の長いカーペットのような場所ではスムーズに走らないため、フローリングなどツルツルした場所で走らせた方がストレスなく遊べるだろう。

iPhoneに赤外線送信機を取り付けた。発信機のLEDライトが青く点灯していればクルマを操縦できる
「UTICO」アプリを使ってレースゲーム感覚で操縦可能

 付属のブロックパーツはレゴブロックよりもかなり小さい。「世界最小級」を謳うカワダの「ナノブロック」と見比べてみると、ブロックの突起の大きさや間隔はほぼ同じ。試しにくっつけてみると違和感なく使えた。本製品のブロックを付け替えるだけでなく、ナノブロックも総動員すれば、クルマの表現の幅も広がりそう。ナノブロックの「ダイオウイカ」や「東京タワー」を無理やり走らせるなんてこともできるんじゃないだろうか。

上がナノブロックで、下が本製品のブロック。見た目はほとんど同じ
ナノブロックで作った“オニオオハシ”をバッチリ乗せられる
互換性はないが、レゴのキャラを使うのもアリかも
オリジナルのクルマを走らせているだけで楽しい。操作に慣れてきたらコースを作ってみるのも面白そう
製品名製造元購入価格
つくラジ!ブロックUSB赤外線 RCカー ミニ ブルー日本トラストテクノロジー2980円

藤縄優佑