今年こそはのチャレンジに、エジソンのお箸

エジソンのお箸II（成人女性向け）と旧エジソンのお箸（成人男性向け）。現在成人男性向け（黒い方）は販売されておらず。もう少し短くなったエジソンのお箸IIIが販売されている

　2012年が始まってしばらくたったが、読者のみなさんは今年の目標を立てただろうか。筆者は過大かなと思うくらいの目標を立て、つぶれそうになりながらもがんばっているところだ。

　それはさておき、以前筆者が立てた目標の方はきちんと完了したので、本日はそれを紹介しようと思う。その目標とは「箸の持ち方をまともなものにする」だ。筆者は子供の頃から箸の持ち方がおかしく、何度となく注意されてきたのだが、なかなか直せずにいた。しかし、いい歳をして箸の持ち方がおかしいというのも恥ずかしいので、一念発起して直すことにしたのだった。

　インターネットで「箸の持ち方」というキーワードを検索すると文章から画像から動画からぞろぞろ出てくるところからして、結構、箸の持ち方がおかしい人は多いのだろう。修正する時に難しいのは、いつの間にか最初は正しい持ち方をしていても、その形に手が慣れていないため、気づかないうちに元の変な持ち方に戻ってしまっているところではないかと思う。修正し始めの頃は、馴染んだ変な持ち方の方が楽だからだ。

　そんなわけで、なるべく確実に短期間で成果を得たい筆者は、道具に頼ることにした。それが今回紹介する「エジソンのお箸」だ。この箸は元々子供の箸の持ち方を直すための道具として生まれたようだが、筆者のような者のために大人用サイズも用意されている。

　使い方は写真を参照してもらえばすぐにわかると思うが、箸に付いているリングや突起で指を固定して、あとは食事をするだけだ。初めのうちはかなりつらいのだが、箸の後ろ側がつながっていることもあり、なんとか食事することは可能だろう。普通の箸で慣れていない正しい持ち方をすると、箸が平行にならずにねじれの位置になってしまって箸の先が合わないうため、使うのが難しいのだ。

　エジソンのお箸を使っての食事は、初めのうちかなり苦労することになる。補助があったとしてもうまくものがつかめず、「もういいよ! 自分の好きな方法で箸を使うよ!」とキレたくなることもある（そして以前の持ち方で使ってしまう）。しかし一週間、二週間と使ううちだんだん慣れてきている自分に気がつくはずだ。しばらくすれば、普通の箸を使っても正しい持ち方ができるようになっていることだろう。筆者は1カ月ほどで普通の箸が（それなりに）正しい持ち方ができるようになった。そして今となっては以前どういう持ち方をしていたが思い出せなくなってしまった。

　筆者がエジソンのお箸を買った時は、大人用は成人男性用としてのかなり長い箸（24cm）と、子供～成人女性用（18cm）の2種類しかなかったため、しょうがなく成人男子用を購入して使っていた。いちおう成人女性用も購入はしてみたのだが、少し短すぎるようだった。現在は、20cm超の「エジソンのお箸 III」が出ているので、男性はそれを使うのがよいだろう。もちろん、右手用左手用の両方が用意されているので、左利きの人も安心してほしい。

　凹凸があって洗うのが難しそうに見えるので汚れが気になる方もいるかもしれないが、リングは取り外して洗うことができるので、衛生的にも問題はないと感じた。

　箸の持ち方は案外人に見られているものである。4月から新しい世界で活動するという方も少なくないだろう。ここらで一つ奮起して直してみてはいかがだろうか。

製品パッケージ	このように、人差し指と中指をリングに通した上、薬指をひっかけて使う

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