久しぶりのこたつ導入で、毎日ぬくぬく!


カジュアルこたつ本体+省スペース選べるこたつ布団セット。見るからにこたつ布団がコンパクト

 一人暮らしを始めたとき、実家のお古のこたつを持たされた。しかし、昔のこたつ布団は厚手で大きかったことや、こたつを出すと部屋がいっぱいになってしまうこともあり、ある時から使うのを止めていた。しかし、震災の影響もあるのだろうか、誰かと暖かい食卓を囲みたいという欲求も高まり、さらに、今年初め頃からマイペースで実行している不要品の処分も進んで、部屋がようやく人を呼べるレベルにまで達したため、いよいよこたつの再導入を決めた。

 6畳の和室に置くため、ファミリーサイズは難しい。とはいってもシングル用であまり小さくても困る。なぜなら友達と鍋をつつきたいという野望があったからだ。そこで、天板の一辺が75cmというサイズにターゲットを絞って探してみたところ、天板、本体、コタツ布団、マットがすべてセットになった商品を見つけた。しかも全部セットで、送料を入れても8000円未満! どんなものかとオーダーしてみたが、これが正解だった。

 こたつ本体は、足がプラスチック製の固定式で、サイズは約75×75×38cm、重さは約12.4kg(本体のみ)。高さは天板込みの数字で、座布団を敷いた状態で入ってちょうどよい。ヒーター部分は弱から強への調整ダイヤルがついており、薄めでまったく邪魔にならない。筆者が実家より持たされたいわゆる昭和のこたつは、大きな赤いヒーターが特徴だった。おかげでよく足をぶつけたものだが、その心配はほとんどなく非常に快適だ。天板はリバーシブルの正方形で、気分に応じて「ホワイト」と「木目調」を使い分けられる。いずれも部屋の中がパッと明るくなるというメリットがある。

 こたつ布団は約200×200cmで、ポリエステル製。こたつ敷き布団は約145×145cmで、同じくポリエステル製だ。こたつ布団は薄くて軽いが、裏がフリース加工されているので十分温かい。むしろ、こたつ布団が薄いおかげで、こたつが部屋を圧迫することもないし、シーズンが終わった後の、こたつ布団の収納場所にも悩まずに済みそうでうれしい。安さの秘密は、全体の材質によるものだろうが、機能を考えれば十分だ。

 こたつが届いた12月から、自宅に友達を呼んで鍋を食べるようになった。別に鍋でなくてもいいのだが、距離の縮まるこたつで、同じ鍋をつつくというのは楽しいものだ。これからは鍋だけでなく、すき焼きやたこ焼きも作りたいという新たな野望が生まれている。

 なお、こたつにノートパソコンを置いて仕事を……と考えたこともあったが、これは何度チャレンジしても、睡魔に襲われ、意識を喪失して終わっている。読書すら続かない。挑戦したことが無謀だったといえるが、こたつで眠っているときのあの幸福感は、何とも例えようがない。ぬくもりを欲している方、ささやかな幸せが欲しい方にもおすすめである。


こたつ本体天板(木目調)
天板(ホワイト)足は軽いプラスチックで、付属のねじで固定するだけ
足の取り付けは簡単本体完成。こたつとしてつかわないときのスタイル
こたつ布団をセットした状態。圧迫感がなく快適!

 

製品名製造元購入価格
カジュアルこたつ本体+省スペース選べるこたつ布団セットユアサプライムス7999円

 

(すずまり)

2012/1/24 06:00