ガンガン使っても安心! Xperia arc/acroのバッテリー用充電器
名刺ケース大のコンパクトな「EP920」 |
前置きが長くなるのであらかじめ書いておくと、Xperia arc/acroに対応したバッテリーチャージャースタンド「EP920」は必携なのである。
さて、ネットを使わなければスマートフォンではない。アプリだって、GPSだって、Wi-Fiだって、毎日朝から晩まで猿のように使いまくっているわたしであるから、バッテリーはガンガン減っていく。「Xperia acro」を満充電してから、朝、家を出ても、通勤電車を降りる頃には残量が70%台になっていることも珍しくない。夕方には40%を切り、夜、ほうほうの体で帰路につく。そんな人も少なくないのではないか。できればもう1台スマートフォンがほしい、と思う人も少なくないのではないか。わたしはそうなのである。
しかし、通信費用で生活が立ちゆかなくなってしまうのは困るので、1台で間に合わせられるよう予備バッテリーを持ちたいと思い始めた。そういえば、以前使っていたHTCのAndroid端末「HT-03A」は予備バッテリーが標準で付属していたのに、最近の端末はそうではないことに、ふと思い至る。最近使い始めたXperia acroのバッテリーも、冒頭で述べたようにそれなりにガンガン使えばそれなりにガンガン減るのである。当然だ。実を言うと、わたしはiPhone 4も持っているのだが、Xperia acroとiPhone 4では、それぞれで使いたいアプリや見たいWebサイトが異なるのだ。それに、新しく手に入れた方を使い込みたくなる心境は抑えられないものがある。
というわけで、予備バッテリーを入手したのだが、今度はどのタイミングで充電すべきか、苦悩することになった。いちいち電源をオフにしてから、バッテリーを交換するという手間がかかるのは仕方ないとして、バッテリーを端末に装着して充電している限り、もう一方の外したバッテリーはいつまでたっても充電できないのだ。やはりもう1台スマートフォンを買って充電できるようにするしか……そうすればバッテリーが3個に……すごい! 採用!! などという負の連鎖に陥る前に手に入れたいのが、今回紹介するバッテリーチャージャースタンド「EP920」なのである。
「EP920」は、現在のところXperiaシリーズでもユーザーが多いと思われる「Xperia arc」と「Xperia acro」の2機種のバッテリーに対応。arcはもちろん、acroはワンセグなど“バッテリー喰い”の機能を搭載しているだけに、使い方によってはあっという間に充電が必要な状態になりがちだ。充電用ケーブルやACアダプターを持ち歩くのも一つの手だが、鞄に入れた時の収まりがよくないし、外出が多いなど、常に電源のある場所にいるとは限らない人には役に立たないこともある。その点、「EP920」は名刺ケース大のコンパクトサイズで持ち運びやすく、なにより端末のデザインにあったソニー・エリクソンらしいスタイリッシュなフォルムにそそられた。筆者にとって、予備バッテリー+バッテリーチャージャーが一番効率のよい選択肢であることは言うまでもない。
予備バッテリーを持つなら必須のアイテムと言ってよい「EP920」だが、不満がないこともない。ケースを引き出すと現れる溝に端末本体を立てかけられるスタンド機能は、あくまでも“おまけ”であって、立てかけながら端末を充電できるわけではないし、角度を調整できないので画面を見やすくしたりムービー鑑賞をしやすくする、といったこともない。そもそも端末を市販の保護ケースに入れている場合は溝にはまらないことが多いのだ。
また、3480円という価格は、純正バッテリーと同等の値段で、充電器本体以外は一切付属品のない、充電機器単体としては納得しにくい価格だと感じた。と、ちょっぴり残念な気持ちになる部分もあるのだが、これ一つでXperia三昧の日々を送れるのは、素直にありがたいのである。
引き出すとバッテリーの収納場所が出現する。写真はバッテリーを収納した状態 | 正面に端末付属のUSBケーブルを接続すると充電できる |
引き出すと端末を立てかけられる。Xperia acroを立てかけるとこんな感じ | 一応iPhone 4も立てかけられる |
Xperia arcとacroに使われている「BA750」という型番のバッテリーを充電可能。「BA700」は海外端末のXperia neoのもの |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
バッテリーチャージャースタンドEP920 | ソニー・エリクソン | 3480円 |
2011/9/9 06:00